昨日は、恐怖の年に1度の定期検診だったので、
緑地には行かなかった。
今朝、まだバリュームの残りをお腹に引き連れて
緑地の池へと出かけた。
例の枯れ木にアオサギはいた。
ほぼ中央にデンと留まっている。
周りにカラスは1羽もいない。
いるのは、池にシラス採り網を設置していた
70歳前後と思われるおじさんだけだった。
網を引き揚げたので覗いてみると、20匹
程の川エビと数匹のモロコが跳ねていた。
「釣りの餌用ですか?」と話しかけると、「タイ
とメバル用なんだけどね、モロコ使うとスズキが
釣れんだよ」と両手を広げて大きさを表した。
わたしがアオサギを写してる旨伝えると、
「あいつ、オレの手にかぶりついたんだよ」と
面白いエピソードを話してくれた。
おじさんは、この池でもよく釣りをやるらしく
外道のブルーギルが釣れるとそばで待っている
アオサギにくれてやるのだという。
その時もやろうとして落としたので、手で拾って渡そうと
したところ、ガブリ!とやられたというのだ。
普通アオサギは体の割には臆病で、20~30メートル
先でも、人影を見ると逃げてしまうのだ。それが
逃げるどころか、催促するようにそばで待っているという。
一連のカラスとのことを話すと、「あのアオサギには
勝てねえ」と言い切った。
わたしは、このとき確信した。逃げずの「アイツだ」…と。
我らの話を聞いてか聞ずか、アオサギはまるで勝利宣言
するかのように、伸びやかに羽根を広げて
日にかざしていた…。
どうやら今は、居座りのアオサギになったようだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます