さすがに、アオサギとカラスのことはもう
終わりだと思って、まあ、仲良く並んで
留まっているお二人さんを記念に一枚
写真に収めようと、カメラを持って緑地に出かけた。
いたいた、いつもの二股枯れ木にアオサギが
佇んでいる。
しかし、わたしがこの後思いもよらない光景を
目にするとは、この時は想像だにしなかったのである。
何気なく目線を横に持っていくと、何と
ちょっと離れた枯れ木に、もう一羽アオサギが
留まっていたのである。
この池でアオサギを二羽見たのは、ん年ぶりだ。
しかも、その横っちょの枝にはカラスが留まっている。
まるで、ちょっとはじき出されたような感じにも
見える。
さては、アオサギが援軍を呼んだか、と思いつつ
その様子をカメラに収めて帰ることにした。
しばらく池の周りを巡りながら、ほかの鳥の
カモやカイツブリ、トンボなどに目を移しながら
もう一度アオサギのほうに目をやった。
すると、な、なんといつ飛来したのか、
あの二股枯れ枝に、もう一羽アオサギが
留まっているではないか。
日本のサギの仲間で、最大級といわれるアオサギが
三羽集結したのである。
さすがに、カラスも居心地が悪くなったのか、
バタバタと慌てふためくように枝から飛び出し、
周りをしばらく飛んだあと、周りの雑木の
中に去ってしまった。
アオサギは、三羽静かに佇んでいたが、しかし
三羽にはあうんの呼吸を感じた。
カラスたちは、周りの雑木の中で、ざわざわと
ちょっとどよめいていた。
何だか、あの枯れ木を巡っての領有権争いが
静かに進行してるやに見える。
周りでざわめくカラスの逆襲はあるのか、
何だか、目が離せなくなってきたではないか…。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます