緑地の友

久々に「我が庭」と称してはばからない近くの緑地公園を
散歩した。勤め出してから勤労の疲れのためまったく散歩する気に
ならなかったのである。

しかし夏休みも半分を過ぎようとしている今、さすがに
体がなまってきたので散歩と相成ったわけである。

行きかう人と挨拶を交わすと、かつてよく散歩していた頃が
蘇ってくる。見知らぬ人同士なのだが、「おはようございます」
と声を掛け合う。お互いにただ散歩をしいているというだけなのだが、
それだけで軽い同志意識が生まれているのである。

きょうの予想気温は38度なので、早くも行き交う人の
背中はぐっしょり濡れている人も多い。

しかしみんな表情は明るく、いい汗をかいているようである。
きょうはあまり足を止めずに歩いたので、虫ウオッチングはできなかったが、
久々に見る池では、カルガモが早や親と同じ位の大きさになった子供
５羽位を引き連れていた。

なつかしい光景に眼を細めつつ公園を後にしたが、この間約１時間あまり、
すでに全身汗びっしょりとなっていた。

しかしなかなか気持ちのいい汗で、シャワーで汗を流しつつ、全身が
シャキっとしまる感じがした。

いやあいいもんだ、明日も行こうっと。

しあわせってなんだっけ

画友のＭ氏から電話が掛かってきて、久しぶりに
会うことになった。

彼はいまガードマンをしつつ絵を描いている。
待ち合わせの喫茶店に行くと、彼はすでに来ていた。

私よりちょっと年上だが髪はみごとに白くなっていて、
七・三分けがよく似合っている。

お互いの近況などを話あったが、彼は６日間休みが出来たとかで
日給での生活の苦しさを嘆いていた。

我々絵描きは多かれ少なかれこの日々の生活の維持に
苦労するのである。それは誰だって同じといえば同じなのだが、
絵描きというものは当然ながら本来は、２４時間、絵を描くことに
時間を費やしたいのである。

どうしても二人で会うと、この生活維持のグチから始まってしまう
夢追い人のかなしい性である。

やがて、今年中に本を出したいという話になった。
ネットで調べてみると、何だかんだでコストがかかってしまう旨
話していると「いっそのこと自分で本を作っちゃったら」という話になった。

「それも有りかもねえ」と私が応じると、「ちょっと見に行こうよ」
と彼が言い出した。本作りのセットのようなのを見たことがあるというのである。

さっそく二人して彼がよく行くというＴハンズに行ってみた。
確かに作った本の見本が置いてあり、そこに本作りに使うような
道具らしきものがあった。
この見本の本だが、ちょっと私には雑な作りに思えた。

それに、これらのものがあっても、よほどこと細かく手順・用具など
揃えないと難しいんじゃないかと思えた。

紙は何を使うのか、印刷はどうするのか、糊代などはどうとるのかなどなど
けっこう大変そうである。特に私のようなめんどくさがりには
厳しいなあと思わずにはいられなかった。

家へ帰ってからパソコンをのぞいて“本の作り方”なるものを
見てみたが、やっぱりなかなか大変そうである。

私は腕を組んで、「ウ～ム」と唸ってしまった。

あ～あ我が本が出来るのはいつの日か…

エエ、熊蝉がネットの妨害？

驚いたニユースだったが、熊蝉が光ファイバーの引き込みコード
に穴をあけることで、ネット妨害になっているというのだ。

熊蝉が産卵のときに刺す管が、あんなに強いものだということに
ビックリである。うちも光ファイバーなので、人事ではない。

大阪のニュースだったが、こちら名古屋も熊蝉の大合唱は続いているのである。
それにしても、大好きな蝉がネット害虫なんて悲しい話だ。

地球温暖化のせいか、熊蝉の勢力分布が北上しつつあって、
熊蝉が東京を制するのは時間の問題らしい。

私が東京にいた頃は（10数年前）ほとんど熊蝉の声は聞いたことが
なかったのだ。アブラ蝉かミンミン蝉であった。

名古屋ではミンミン蝉はほとんど鳴かず、ヒグラシの声も聞かない。
しかし友人とちょっと離れた山奥に釣りに行ったときには、
ヒグラシの大合唱を浴びたものである。

ヒグラシに関していえば会社の慰安旅行で行った、四国鳴門海峡を一望する松林で
ミンミン蝉の大合唱を聞いて驚いたことを覚えている。
ミンミン蝉は名古屋より以北にしかいないと思っていたからである。

ウ～ムこりゃ一度蝉の分布図を調べてみるのもいいかもしれないなどと
思ってしまった。

ま…とにもかくにもまだ蝉の合唱は連日続いている。
少々うるさかろうが夏の風物詩である。よきＢＧＭとして
受け入れようではないか。ウン

ひとときの息抜きに

まだまだ熱帯夜が続いているよねえ。
きょうは、まあのんびり…いっぷく…。

夏休み

とうとう夏休みに入ってしまった。
いざ待ちに待った夏休みに入ってしまうと、
これからのカウントダウンは段々寂しくなってくるから辛い。

ともあれせっかくの休み、大いにエンジョイしなくちゃあ
と思うのだが、今年はやりたいことが山ほどあるので、そう
のんびりもしていられない。

ＨＰのほうもリニュウアルの真っ最中だし、（色々充実させていますので
気が向いたらのぞいてみてください）
特に今年中に本を出したいと思っているので、何だかんだで大忙しである。

来年にはいま行っている支社が、ちと遠くへ移転するので、
身の振り方を本気で考えなければならないということもあるし、
下手をするとこれからの人生がガラリと変わる可能性があるからだ。

残念ながら行きたかったキス釣りはお預けになりそうである。
とても行っている場合ではないからだ。

ま…殺生しなくて済むのだからかえって良かったと思いたい。

それでも、やっぱり夏休みはエンジョイしなくちゃあね。