たどりついたらいつも…

先日車で出勤の時、天気予報は曇りだったが、会社に近づくにつれ
ヤな予感が頭を過った。案の定フロントガラスに雨がポツリポツリと当たりだした。

会社の駐車場に到着したときには、ザーッとゲリラ豪雨に見舞われ、会社の玄関をくぐった時には
びしょ濡れになっていた。そうなのだ。わたしは何を隠そう水もしたたる雨男なのだった。
仕事を始めるころには雨はすっかり止んで、仕事中一滴も降らなかった。仕事を終え、
ロッカーを開けると、濡れていた服はすっかり乾いていた。

帰る車の中、自宅マンションに近づくにつれ、またフロントガラスに雨がポツリポツリ…。
まさかねえ…。そのまさかで、マンションの外駐車場に着いた途端にドーっとゲリラ豪雨。
駐車した車から走り出て玄関に入るまでのわずかな時間にずぶ濡れに…。
よほど日頃の行いが悪いらしくもう苦笑するしかなかったのである。

そんなとき、今年の展示会で知り合ったカメラマンのＫ氏から飲み会の誘いがあった。
Ｋ氏とは今年すでに１度呑んで意気投合した人で、呑みたい人だったので、二つ返事で
ＯＫした。

週末の夜、前回と同じ店で落ち合った。案内された席も前回と同じ角のカウンター席だったので
２人顔を見合わせニンマリ…。日本酒通のＫ氏が言うには、わたしには日本酒が似会うそうで、氏の
推薦の純米酒を頼み、受け皿にこぼして並々と注ぐ冷酒を酌み交わした。銘柄は忘れてしまったが、
まろやかな口当たりの香りのいい酒で、旨かった…。

ところで、Ｋ氏によれば、自分は晴れ男でもなく雨男でもない、曇り男だというのだ。
なるほど、この日はどんよりと曇り、Ｋ氏の曇り男ぶりをいかんなく発揮した。

しかし、店を出るころには雨が降り出し、我が雨男ぶりの出番である。「秋雨じゃ濡れていこう」と
わたしが言って二人苦笑しつつ、濡れて帰ったのである。

眼からウロコ

今年の夏の、作品展示に来てくれた画友の勧めで、ある趣味人同士のクラブに
入会したのだが、さすがに何かをやっている人達の集まりだけあって、面白い。

その中で、わたしと同じように絵をやっている人数人に出会った。それぞれ
作品を発表していたのだが、そのレベルの高さに驚いた。中には世界ランカーか
とも思えるレベルの人もいる。

わたしも昔の作品を、３作づつ１週間ほどの間隔で更新しながら発表していたのだが、
そのうちの一人から、ぜひ最近の作品が見たいというメールがわたしのとこにきて、
その人の最新作を載せていた。これがまたいい作品だったのだ。

こういうのを見せられると、こちらも本気に成らざるをえないのである。
最近作１点を選び出して載せ、これは最近の作品である旨コメントを添えておいた。
すぐに感想が返ってきたのである。

こうしてお互いが本気で刺激し合い、切磋琢磨して進化していかなければ…と
つくづくそう思うのだった。

そういう意味で、ここでハイレベルの人たちに会ったのは大きい。それまで
わたしは、この程度でいいのだと思わず、納得のいくまで妥協せずに厳しく
やってきたつもりだったし、最近さらに厳しくしてきたつもりだったのだが、
自分より上のレベルを見せられると、いかに甘かったかが、わかるのである。

まさに眼からウロコで、さらなる進化をしなければ太刀打ちできないのだ。
こう見えても、絵に関してだけは、負けたくないのである。これはみんな
恐らく同じ思いなので、いい刺激になるのである。

正直、一から仕切り直しだ。新しいisseiをお見せできるよう。

吞み会への誘い

１０月の声を聞くと、もう忘年会の話が飛び交うようになる。かく言うわたしにも
吞み会への誘いがあったが、複数での飲み会は全て断ることにしている。

そんなわたしに、以前の飲み会メンバーからの誘いがあった。まあ誘われるというのは
大変ありがたいことなのだが、どうしても複数というのは全てが呑みたい相手というわけには
いかないので、ご容赦願っているのだ。

その旨ちゃんと話をしていたのだが、メンバーの集まりが悪いらしく、あの手この手で
誘いかけてくる。ひどいのは、わたしの親近感あふれる女性に声を掛けたの言うのだ。

こらこら、そんなことまでするんじゃないぞ、行ってはいけませんよ。

以前にも書いたが、もう本当においしい酒しか呑みたくないのである。やっぱりお酒は
呑みたい人と、呑みたい所でハートを温めあいたいのである。

うれしい酔いに浸りたいのである…。さらば吞み会、こんにちわ呑み人…。