友人の林本さんからのメールで、「ポエ茶」への
お誘いが来た。
林本さんとは絵を通して、けっこう長い付き合いになるし、
現在「理科の探検」という季刊誌で一緒に
掲載されている。
実は、「ポエ茶」の正式な意味はよく知らないのだが、
ポエム(詩)を聞きながら、あるいは吟じながら、
お茶しましょうと言う意味に捉えている。
今回は、総勢7名が貸し切った喫茶店に集まって、
それぞれのポエムを披露した。
けっこう何でもアリで、歌を歌う人もいた。
それはいいのだが、当方は詩人ではないので、
拝聴するだけのつもりだったが、「前回俳句を
披露した人がいたよ」と林本さんに促され、
自己紹介を兼ねて、俳句を4句も披露して
しまったではないか。
こんなことは初めてである。
本質が絵描きのわたしは、人前でしゃべるなど
最も苦手とするので、どぎまぎおどおどと
声をふりしぼったのだった。
終わった後、手の震えがしばらく止まらなかったのだ。
いつも思うのだが、詩人は吟遊詩人という
ように、人前で吟じるのがさほど苦手には見えない。
どなたも、堂々、浪々一人芝居のように
詩を吟じている。
我ら絵描き族とは、全く違う感性のようで、
詩人の方達には少なからぬ嫉妬心を
感じている。
思えば、歌い手にも感じているので、
お絵描き野郎というのは、人間関係
コンプレックスの塊かも…と思ってしまった。
わたしだけ…かな…。W