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ぽかぽか春庭十二単日記>東京スカイショウ、日・月・空・虹(1)ダブルレインボー

2012-06-02 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/06/02
ぽかぽか春庭十二単日記>東京スカイショウ、日・月・空・虹(1)ダブルレインボー

 5月下旬、空のショウタイムで、心が浮き立ちました。21日には日食を、28日には二重の虹を見ました。

 5月28日午後4時半ごろ、夕立のあとの空に大きな虹がかかりました。根本から根本までくっくりとした虹です。一度消えたあと、次には二重の虹が見えました。
 大きな虹の上にもうひとまわり大きな虹が出て、生まれてはじめて「ダブルレインボー」を見たのです。曇り空に出た虹だったので、写真写りはイマイチかと取らなかったのですが、カメラを持っていたのですから、記録のために撮影しておけばよかったと、ちょっと残念。
 
 この虹は、東京の広範囲で見えたようで、翌朝は「東京スカイツリーと虹」の写真が新聞の一面を飾っていました。ネットの中には、地域によって「三重の虹」いや「四重に見えた」と、様々な虹の写真がUPされていました。
 主虹のすぐ下には過剰虹(干渉虹、余り虹)、外側に大きく副虹。二本の虹の色の並びは逆になっていて、外側が青、内側が赤になっています。これは、雨滴内で屈折を2回、反射を2回起こすことによって出来るからなのだそうです。でも、私が肉眼で見たときは、色の反転までに意識が向かず、ただ、あらら、虹がふたつも見えるなんて、ラッキーと思っていました。
この画像は、日経新聞に掲載されたもの


 さて、ふたつ見えたニジ、漢字で書くと、虹と蜺。ちゃんとそれぞれに漢字があるのです。
 「虹」という漢字が虫偏なのは、なぜでしょうか。それは、古代中国では蛇は水を司る動物であり、蛇が空を駈ける姿が龍。空のニジは、蛇や龍が姿を変えて表れたものだ、と考えられていたからです。水の神の蛇が、天と地を結んで工作するから「虹」。

 虹は雄雌で字が違います。雄は「虹」、雌は「蜺」です。
 主虹(よく観られる普通の虹)が雄で、副虹(外側に薄く見える色が逆の虹)が雌です。今回は、虹が雌雄で空に表れた。きっとよいことの印です、、、と、信じていたい。
 虹は幸福を結ぶ地と空の架け橋。あしたはきっとよい日!

 「虹のかなたに(オズの魔法使い)」
♪Somewhere over the rainbow Way up high 虹の向こうのどこか、空高くに
There's a land that I heard of Once in a lullaby 子守歌で聞いた国がある
Somewhere over the rainbow Skies are blue虹の向こうのどこか、空は青く
And the dreams that you dare to dream Really do come true  心から信じた夢はほんとうになる

 あなたの夢がほんとうになりますように。I wish your dreams come true

<つづく>
コメント (6)
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