20160825
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2016十六夜さまよい日記8月(1)4月~6月お出かけ日記
もともと仕事があったときでも、夏休みなど、1週間一歩も外に出ないですごす、というのも平気でした。生協から届く食品を食いつないで、外に出なくても生きていけるので。
4月から「無職の人」になって、家に引きこもって過ごすつもりでしたが、「引きこもり続けていると、おしりにコケが生えちゃう」と、ひっぱり出してくれる友あり、お誘いすると万障繰り合わせて同行してくれる友あり、月に何度かは、散歩やら美術館巡りやら、してきました。
4月~6月のおでかけメモです。並べてみると、主観的には「仕事もなく、引きこもっていた」つもりなのですが、けっこうあちこちお出かけしていたのでした。
4月13日水:娘息子と上野の科学博物館「恐竜展」へ。毎年1度は、科博や幕張メッセで開催される恐竜展に出かけます。今回はスピノサウルスが目玉というやや地味なテーマだったのですが、恐竜好きはけっこういて、賑わっていました。

恐竜界の大スター、ティラノサウルス

標本や説明図を見る娘と息子


上野のランチ、娘のバースデープレート

4月20日 お茶の水ニコライ堂。はじめてニコライ堂を見ました。コンドル設計のハリストス教会、とても雰囲気がよかったので、5月には娘も連れて見に行きました。

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5月4日みどりの日おひとり様散歩、水道公苑のバラ園



5月15日水、3月いっぱいで定年退職したミサイルママと「第3水曜日、65歳以上無料の東京都施設めぐり」をすることになりました。
第1弾は、東京都美術館の「若冲展」の予定ででかけましたが、大人気の若冲、テレビの美術商会でも何度もとりあげられたので、東京都美術館に着いたら「5時間待ち」の大行列。この日は、若冲をあきらめました。私は、三の丸尚蔵館で何度か若冲の「動植綵絵」を少しずつ展示替えのたびに見てきたし、ミサイルママは5時間も並ぶ根性がない、というので、ギブアップ。36枚の動植綵絵が一同にならぶ機会はもうしばらくはないかもしれないので、ちょっと残念でしたが。
「無料で遊ぶ」が無職ふたりの原則。幸いこの日は、「博物館の日」でしたから、無料の藝大陳列館と東京国立博物館を巡りました。藝大陳列館では、タリバーンによって破壊されたアフガニスタンの壁画や仏像の修復を行っている芸大チームの復元成果が展示されていて、とてもよかったです。

アフガニスタンの仏像。修復後はアフガニスタンに戻すものもあります。

5月22日。娘と山の上ホテルでランチ。すぐ隣の大学に通っていたのに、娘は学生時代は学食などで安いランチを食べてきて、山の上ホテルなど入ったこともなかったというので。チャペルの中ものぞいてみました。


6月15日水。第3水曜日の「大人のえんそく第2回目」は、白金の科学博物館教育植物園散歩と庭園美術館メディチ家至宝展。植物園を散歩して、朝にぎってきたおにぎりのお弁当を食べてから庭園美術館へ。

「無料」がコンセプトのえんそくなので、数々の装飾品調度品をミサイルママと見て回りながら、「いったいいくらくらいするのかと思うと見ていて疲れるから、これは夜空の星、雨上がりの虹とおなじ。万人のためのうつくしい飾り」と、思うことにしました。


6月18日土。「田端文士村」は、東京都北区田端に住んだたくさんの文士の史料を収集展示している記念館です。無料の映画会に行こうと、ミサイルママからのおさそいがあったので、映画『HAZAN』を見ました。田端文士村で活躍した陶芸家板谷波山の伝記映画です。主演は榎木孝明。「芸術家の苦悩と家族の苦労」という筋は定番ストーリーでしたが、よい映画でした。とくに、陶芸作家として名をなした波山を支えて、下働きをした人が描かれているのがよかった。もう、その人の名前わすれてしまったくらい、地味な存在ですけれど、世の中にはそうやって、無名のままで「縁の下の力持ち」として一生を送る人もいて、その人達こそ社会の基礎なのだ、ということ、じんときました。
帰りに飛鳥山公園下の「あじさいの小径」を通って「ミサイルママとあじさい」の写真をとって別れました。


大人のえんそくは、毎月第3水曜日に続けます。ひとりのときもあるし、同行してくれる人がいれば、いっしょに。
ドタキャンになることも多いので、「あ、今日はダメになった」というのを理解してくれる人、どうぞ、ごいっしょに。
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2016十六夜さまよい日記8月(1)4月~6月お出かけ日記
もともと仕事があったときでも、夏休みなど、1週間一歩も外に出ないですごす、というのも平気でした。生協から届く食品を食いつないで、外に出なくても生きていけるので。
4月から「無職の人」になって、家に引きこもって過ごすつもりでしたが、「引きこもり続けていると、おしりにコケが生えちゃう」と、ひっぱり出してくれる友あり、お誘いすると万障繰り合わせて同行してくれる友あり、月に何度かは、散歩やら美術館巡りやら、してきました。
4月~6月のおでかけメモです。並べてみると、主観的には「仕事もなく、引きこもっていた」つもりなのですが、けっこうあちこちお出かけしていたのでした。
4月13日水:娘息子と上野の科学博物館「恐竜展」へ。毎年1度は、科博や幕張メッセで開催される恐竜展に出かけます。今回はスピノサウルスが目玉というやや地味なテーマだったのですが、恐竜好きはけっこういて、賑わっていました。

恐竜界の大スター、ティラノサウルス

標本や説明図を見る娘と息子


上野のランチ、娘のバースデープレート

4月20日 お茶の水ニコライ堂。はじめてニコライ堂を見ました。コンドル設計のハリストス教会、とても雰囲気がよかったので、5月には娘も連れて見に行きました。





5月4日みどりの日おひとり様散歩、水道公苑のバラ園



5月15日水、3月いっぱいで定年退職したミサイルママと「第3水曜日、65歳以上無料の東京都施設めぐり」をすることになりました。
第1弾は、東京都美術館の「若冲展」の予定ででかけましたが、大人気の若冲、テレビの美術商会でも何度もとりあげられたので、東京都美術館に着いたら「5時間待ち」の大行列。この日は、若冲をあきらめました。私は、三の丸尚蔵館で何度か若冲の「動植綵絵」を少しずつ展示替えのたびに見てきたし、ミサイルママは5時間も並ぶ根性がない、というので、ギブアップ。36枚の動植綵絵が一同にならぶ機会はもうしばらくはないかもしれないので、ちょっと残念でしたが。
「無料で遊ぶ」が無職ふたりの原則。幸いこの日は、「博物館の日」でしたから、無料の藝大陳列館と東京国立博物館を巡りました。藝大陳列館では、タリバーンによって破壊されたアフガニスタンの壁画や仏像の修復を行っている芸大チームの復元成果が展示されていて、とてもよかったです。

アフガニスタンの仏像。修復後はアフガニスタンに戻すものもあります。


5月22日。娘と山の上ホテルでランチ。すぐ隣の大学に通っていたのに、娘は学生時代は学食などで安いランチを食べてきて、山の上ホテルなど入ったこともなかったというので。チャペルの中ものぞいてみました。


6月15日水。第3水曜日の「大人のえんそく第2回目」は、白金の科学博物館教育植物園散歩と庭園美術館メディチ家至宝展。植物園を散歩して、朝にぎってきたおにぎりのお弁当を食べてから庭園美術館へ。

「無料」がコンセプトのえんそくなので、数々の装飾品調度品をミサイルママと見て回りながら、「いったいいくらくらいするのかと思うと見ていて疲れるから、これは夜空の星、雨上がりの虹とおなじ。万人のためのうつくしい飾り」と、思うことにしました。


6月18日土。「田端文士村」は、東京都北区田端に住んだたくさんの文士の史料を収集展示している記念館です。無料の映画会に行こうと、ミサイルママからのおさそいがあったので、映画『HAZAN』を見ました。田端文士村で活躍した陶芸家板谷波山の伝記映画です。主演は榎木孝明。「芸術家の苦悩と家族の苦労」という筋は定番ストーリーでしたが、よい映画でした。とくに、陶芸作家として名をなした波山を支えて、下働きをした人が描かれているのがよかった。もう、その人の名前わすれてしまったくらい、地味な存在ですけれど、世の中にはそうやって、無名のままで「縁の下の力持ち」として一生を送る人もいて、その人達こそ社会の基礎なのだ、ということ、じんときました。
帰りに飛鳥山公園下の「あじさいの小径」を通って「ミサイルママとあじさい」の写真をとって別れました。


大人のえんそくは、毎月第3水曜日に続けます。ひとりのときもあるし、同行してくれる人がいれば、いっしょに。
ドタキャンになることも多いので、「あ、今日はダメになった」というのを理解してくれる人、どうぞ、ごいっしょに。
<つづく>