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ぽかぽか春庭「吹割の滝・やっちゃんとドライブ」

2018-04-07 00:00:01 | エッセイ、コラム

吹割の滝

20180407
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記春爛漫(4)吹割の滝・やっちゃんとドライブ

 4月1日、ぽかぽか陽気になりました。
 やっちゃんとルートインホテルで朝食バイキング。山盛り食べてから、出発までの間に、女子高同窓会のまとめ役ひさちゃんがホテルまで訪ねてきました。
 2014年に東京ミニクラス会で会って以来4年ぶりです。ひさちゃんは相変わらず、女子高同窓会の役員他、地元の各種委員会などに参加、絵手紙の講師もしているほか、ボランティア活動多数こなしています。

 やっちゃんに言わせると、校長だったご主人の年金と教員生活38年だったひさちゃん自身の年金を合わせると使いきれないくらいの収入なので、あれこれやっていないと体がなまるのだとか。おまけに、教員生活40年60歳で退職したひさちゃん母堂は、以来43年間103歳の現在まで高額年金受給者。毎年お正月には一族郎党集めてお年玉を配るのが生きがいの母堂ですって。ひさちゃんは、68歳でまだお年玉もらう身。うらやまし。

 ひさちゃんは、昨日まで一家で伊豆へ旅行していて明日からはご主人と出かけるとかで、今回のドライブには同行できないけれどちょっとの間でも会いたいと、ホテルに顔をだしてくれたのでした。多くが教員になった3年6組のクラスメートですが、同じ教師でも、非常勤講師の私は、還暦後の生活も非情な勤務。涙。

 本日の行き先は吹割の滝。
 吹割の滝は、沼田市片品渓谷にある幅30m落差7mの滝です。1936年に天然記念物&名勝に指定されています。
 私は「地元民だったのに見たことがない」と言って、やっちゃんに連れて行ってもらったのですが、滝を見たら「前にも見たことがある気がしてきた」
 たいていのことは忘れてしまう私なので、吹割滝も見たことを忘れていただけでした。

 沼田市へ向かう間にも、桜満開の道を通って、快適なドライブでした。
 沼田市は一番低いところで250M。山岳地帯は2000Mになりますので、前橋市や渋川市に比べて気温が低いので、桜はまだつぼみでした。

 山は雪をかぶって真っ白に輝いていました。


 橋を渡って片品渓谷へ。


 片品渓谷の枝垂れ桜はまだつぼみ


 片品渓谷


 吹割の滝。地名解説などでは「ふきわれのたき」と仮名がふってありますが、地元の人たちは、「ふきわりのたき」と呼びならわしています。人の力で「割りました」ではなくて自然の力で「割れました」という地形なのですから、「ふきわれ」のほうが文法的には正しいのかもしれませんが、私は「ふきわりのたき」派。

 鱒飛の滝。水量がすごい。


 900万年前に起こった火山の噴火によって火砕流(溶結凝灰岩)が冷えて固まった岩塊が、片品川の水流によって削られ、V字谷ができました。片品渓谷です。
 1万年前にはこのV字谷の中に、川が深くえぐれた割れ目ができました。この、幅20mほどの溝が数十m続く割れ目部分に、川の三方から水が流れ込みます。下から見上げると、あたかもモーゼが海をふたつに割ったときのような景観が見られるのです。

 ただし、この両側に割れている部分をのぞき込めるほど滝に近づくことはできません。ロープが張ってあります。
 みな、この割れている部分を見たいのですが、対岸の「観瀑台」が現在のところ通行止めになっているので、割れ目は見えそうで見えない。見えない割れ目を見たくなるのは、人間心理といえましょうか。(あは、男性に限るか)

 私のチェックによると、観光客のうち1割の人はこのロープを超えてぎりぎりのところまで近づいていました。水難事故も起こっているそうなので、よい子はまねしないでね。私は、やっちゃんがいなければ、きっとロープを超えていたでしょうが、今回は自粛。やっちゃんは、県の乗馬連盟審判員です。反則を見逃すようでは審判はできません。

割れ目がよくわかる上空からの撮影写真(借り物)


 今回は片側からの景観のみでしたが、雪解け水によって水量が増しているので、すごい迫力でした。水量が多く浸食力も強いので、1年に7センチも割れ目が上流に移動しているのだそうです。

 水の力がよくわかる甌穴。
 甌穴(おうけつ)とは、河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴のことです。英語ではポットホール(pot hole)。 河底や河岸の表面の周囲より硬さが弱い割れ目などに礫が入り、水流による侵食でくぼみができます。このくぼみの中の礫が渦流によって回転し、周囲は丸みを帯びた円形の穴になります。吹割の滝の河原にも甌穴がありました。

 滝の流れの途中で甌穴を作っているところ。


 渓谷の両側は、奇岩が並んでいます。

 岩壁をながめている時、やっちゃんが知らぬ間に撮ってくれました。細く見える角度でのカットなので気に入りました。やっちゃん、ありがと。


 元高校理科教師のやっちゃんは、何度も見ている滝ではなく、溶結凝灰岩に包まれた石英など、岩石標本になりそうな石を探していました。


 きのこクラブのメンバーとしてきのこ標本を作るのと岩石標本がやっちゃんの宝物ですが、ひとり息子さんはこのやっちゃん宝を見て「全部ゴミ」と言っているとか。

 川辺は遊歩道が整備されています。


 滝の迫力に満足。
 

 やっちゃんは、秋は水量が減るけれど、両岸の紅葉が見事なので、また連れてきてあげると言います。袋田の滝も見ていないし、那智滝も見たいですが、吹割の滝もまた来たいです

<つづく> 
コメント (4)
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