20180415
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記春爛漫(9)葉山散歩
3月25日、初めて葉山へ行きました。神奈川県立近代美術館葉山分館で堀文子の白寿展が開かれており、25日は最終日だったのです。
逗子駅前から葉山行のバスは中高年おばはんでいっぱい。たぶんほとんどが美術館めあての人。満員で座れませんでしたが、いちばん後ろに立っていたら、葉山マリーナで降りたカップルがいて座れました。
堀文子ファン歴63年の春庭。
私が初めて堀文子の絵を目にしたのは、5歳のときでした。
5歳の誕生日(だったと思うのだけれど)に、こども雑誌ではない単行本の絵本をはじめて買ってもらいました。姉と共有といっても姉が優先だった雑誌に比べて、はじめて「私が優先的に抱えていてよい絵本」でした。
それが、メーテルリンク原作堀文子挿絵の『青い鳥』でした。
毎月購読していた子供雑誌で「ひとりでに」字を覚えたのは4歳ころ。1歳半年上の姉が伯母に読み聞かせてもらっているのを隣で聞いていて覚えたらしく「誰も教えていないのに」と不思議がられました。
この私の宝物だった『青い鳥』が、実家の取り壊しと新宅への引っ越しの際、妹に「捨てるものと保存するもの」の仕分けをまかせたのが大間違い。古い絵本などは捨てられてしまいましたが、まかせたので文句も言えない。当時は、子育て、大学院での勉学、夫の自営業会社の手伝いの同時進行。目のまわるような日々、田舎に帰るのもままならない毎日でした。
古い『青い鳥』、絶版になっています。
私がインターネット検索をしたときは、ネットにも古本は出ていませんでしたが、去年、息子が検索をかけて探し出してプレゼントしてくれました。私が手に入れた後は、また欠品になっていて、もう手に入らない。よくぞ手に入ったと思います。1954年に買ったときは定価230円とある絵本。ネットでは17000円でした。
・メーテルリンク 原作 (著)若月紫蘭 日本語文 堀文子絵

神奈川県立近代美術館葉山は、海辺の風光明媚な地にあり、美術館のレストランからも外の展望テラスからもきらきら輝く葉山の海が見えます。

神奈川県立美術館葉山

最終日だから、ひょっとしたら大磯から堀文子さんが出てきて美術館にいるかも、と淡い期待をもっていたのですが、堀さんの体調はあまりよくないようで、「白寿展には顔を出せないという文面が美術館の壁にありました。
一回り会場をまわりましたが、最終日の混雑が相当なものなので、ひとまず昼ご飯を食べてからと、館内レストランに入りましたが、こちらもあまりの混みように、「お待ちの方、お名前をお書きください」の欄に「記入中止」とありました。
美術館外になにか店があるだろうと思い、海岸沿いの道を歩いてみましたが、サーフショップが開催している葉山住民コミュニティのフリーマーケットがあっただけ。そこで「有機なんたら」の小さなハンバーガーを買いました。500円。そりゃ葉山のお金持ちには有機野菜と特別栽培の小麦で作ったバンズは価値があるのでしょうが、私には、「腹のどこに入ったのかわからん」という大きさ。ケチだから2個買うこともせず、1個だけたべて満腹せずに美術館に戻る。
葉山の海辺

3時近くになって、レストランの「名前をかいておく紙」が復活していたので名前を書いて待つ。シーフードカレーなど食す。(私には、カレー1900円は高い!)おいしかったけどね。そりゃ1900円でまずかったら怒るよ。

ゆっくり食べて、4時前からもう一度会場を回る。4時半には入場うちどめになったので、もうそれ以上は観覧者の入場はないため。昼前とは大違いでゆっくり見て回れました。
次回、堀文子の作品紹介。
<おわり>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記春爛漫(9)葉山散歩
3月25日、初めて葉山へ行きました。神奈川県立近代美術館葉山分館で堀文子の白寿展が開かれており、25日は最終日だったのです。
逗子駅前から葉山行のバスは中高年おばはんでいっぱい。たぶんほとんどが美術館めあての人。満員で座れませんでしたが、いちばん後ろに立っていたら、葉山マリーナで降りたカップルがいて座れました。
堀文子ファン歴63年の春庭。
私が初めて堀文子の絵を目にしたのは、5歳のときでした。
5歳の誕生日(だったと思うのだけれど)に、こども雑誌ではない単行本の絵本をはじめて買ってもらいました。姉と共有といっても姉が優先だった雑誌に比べて、はじめて「私が優先的に抱えていてよい絵本」でした。
それが、メーテルリンク原作堀文子挿絵の『青い鳥』でした。
毎月購読していた子供雑誌で「ひとりでに」字を覚えたのは4歳ころ。1歳半年上の姉が伯母に読み聞かせてもらっているのを隣で聞いていて覚えたらしく「誰も教えていないのに」と不思議がられました。
この私の宝物だった『青い鳥』が、実家の取り壊しと新宅への引っ越しの際、妹に「捨てるものと保存するもの」の仕分けをまかせたのが大間違い。古い絵本などは捨てられてしまいましたが、まかせたので文句も言えない。当時は、子育て、大学院での勉学、夫の自営業会社の手伝いの同時進行。目のまわるような日々、田舎に帰るのもままならない毎日でした。
古い『青い鳥』、絶版になっています。
私がインターネット検索をしたときは、ネットにも古本は出ていませんでしたが、去年、息子が検索をかけて探し出してプレゼントしてくれました。私が手に入れた後は、また欠品になっていて、もう手に入らない。よくぞ手に入ったと思います。1954年に買ったときは定価230円とある絵本。ネットでは17000円でした。
・メーテルリンク 原作 (著)若月紫蘭 日本語文 堀文子絵

神奈川県立近代美術館葉山は、海辺の風光明媚な地にあり、美術館のレストランからも外の展望テラスからもきらきら輝く葉山の海が見えます。

神奈川県立美術館葉山

最終日だから、ひょっとしたら大磯から堀文子さんが出てきて美術館にいるかも、と淡い期待をもっていたのですが、堀さんの体調はあまりよくないようで、「白寿展には顔を出せないという文面が美術館の壁にありました。
一回り会場をまわりましたが、最終日の混雑が相当なものなので、ひとまず昼ご飯を食べてからと、館内レストランに入りましたが、こちらもあまりの混みように、「お待ちの方、お名前をお書きください」の欄に「記入中止」とありました。
美術館外になにか店があるだろうと思い、海岸沿いの道を歩いてみましたが、サーフショップが開催している葉山住民コミュニティのフリーマーケットがあっただけ。そこで「有機なんたら」の小さなハンバーガーを買いました。500円。そりゃ葉山のお金持ちには有機野菜と特別栽培の小麦で作ったバンズは価値があるのでしょうが、私には、「腹のどこに入ったのかわからん」という大きさ。ケチだから2個買うこともせず、1個だけたべて満腹せずに美術館に戻る。
葉山の海辺

3時近くになって、レストランの「名前をかいておく紙」が復活していたので名前を書いて待つ。シーフードカレーなど食す。(私には、カレー1900円は高い!)おいしかったけどね。そりゃ1900円でまずかったら怒るよ。

ゆっくり食べて、4時前からもう一度会場を回る。4時半には入場うちどめになったので、もうそれ以上は観覧者の入場はないため。昼前とは大違いでゆっくり見て回れました。
次回、堀文子の作品紹介。
<おわり>