
東寺五重塔は京都のシンボル
20190203
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十九文屋日記京都旅行2018(15)京都外国語大学・東寺
11月5日、京都旅行最終日。午前中松尾大社参拝のあと、ランチは近くの京都外国語大学学食で。ハンさんと校門前で待ち合わせしました。
京外大は広くはないですが、キャンパスに外国人も多く、外国語大学の雰囲気がある落ち着いた大学でした。
1年間の研究留学の間、ハンさんはゼミでの研究ももちろんですが、京都という歴史ある町のなかで、日本文化について多くのものを得た、と言っていました。テレビ番組や本の中で、日本についてほとんどのことは知っているつもりになっていたけれど、実際に住んでみると、新しく知ることの連続で、四半世紀前に日本に2年程会社員として滞在したとき以上に多くのことを学ぶことができた、と話していました。
ハンさんのゼミ教室や図書室などを見学し、キャンパスカフェでランチ。ランチタイムが終わって、午後のゼミがあるハンさんと別れて、ひとり東寺へ。
ハンさんは、「発表者じゃないので、ゼミはお休みできます。私がついていかなくても大丈夫ですか。先生のように旅行中ひとりで歩き回る日本の女性、私はほかに知らないです」というのです。しかし、私の友人たちは、みな一人で旅し一人で山に登る人ばかりなので、自分がそんな珍しい存在だとも思わなかった。だれかといっしょも楽しいし、一人で好き勝手に歩くのも楽しいと思うのですが。
最後の訪問地は東寺。ゆうぐれ近く、秋の特別公開中の東寺、五重塔の中を拝観できて、よかったです。
東寺は真言宗総本山。別名として「教王護国寺」があり、ほかにも正式な寺名があるそうですが、東寺も正式名称のひとつ。
平安初期、嵯峨天皇が空海に寺を下賜。以来、密教寺院の根本道場として栄え、現在は世界遺産のひとつになっています。寺の建物はたびたび火災にあい、創建当時の建物は残っていませんが、金堂は豊臣秀頼の寄進により1630(慶長8)年に再建されたもの。五重塔は、1644(寛永21)年に建てられた5代目の塔です。建物は何度かの再建を経ていますが、伽藍の並びなどは平安初期の形式を伝えており、現代まで弘法大師のお寺として信仰を集めています。私も、立体曼陀羅の仏様たち、五重塔の中の仏様たち、弘法大師様に念入りにお祈りしてきました。家内安全国家安泰世界平和宇宙長久、、、、それにつけても金の欲しさよ、、、って、毎回同じやねん。
<きょうの建物>
金堂


食堂

五重塔

夜叉神堂 文殊菩薩の化身雄夜叉と本地虚空蔵菩薩の化身の雌夜叉をまつる。歯痛にご利益あるそうです。今のところ歯は痛くないので、建物を見学しただけでお参りはしませんでした。

東門(不開門)

<きょうの庭園> 東寺庭園

<きょうの工芸>
仏像を作り上げた仏師たちは、もとより「工芸」として仏像を彫るのではなく、そこにおのずと仏の姿を見出し、仏に出会うために一体の像と向かい合う。像が完成したとき、僧侶による「開眼供養」などしなくても、仏師によりすでにホトケの魂は入っているのだと私は思います。
五重塔の中のみほとけ

立体曼陀羅のみほとけ裏側

金堂のご本尊薬師様

夕暮れの東寺。全部は見る時間がなかったので、またゆっくり来たいです。
大急ぎでハンの家にもどり、買ってきたお弁当を食べて京都駅へ。
<きょうの京ごはん>京都外大学食で。定食に小鉢を付け加えたらちょっと大盛に。むろん、完食。

<きょうの京わたし>京都外大の校門近くのなにやらの記念碑前。
