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ぽかぽか春庭「斉白石 in 東京国立博物館」

2019-02-19 00:00:01 | エッセイ、コラム


20190219
ぽかぽか春庭アート散歩>2018に見た絵拾遺(2)斉白石展in東京国立博物館

 2018年11月10日土曜日に、ミサイルママを誘って東京国立博物館で恒例の「大人の遠足」に出かけました。8月の第三水曜日、東京都美術館で藤田嗣治展にいっしょに出かけて以来、9月は私が脚を痛めて歩けなかったし、10月は仕事があったので、なかなかいっしょにすごす時間がとれなかったので、11月の土曜日に会うことになりました。

 斉白石は、京都にいる朋友が「現代中国絵画で一番有名な人で、中国人ならだれでも知っている画家です。東京で展覧会があるから、ぜひ見に行ってください」と勧められた画家です。
 斉白石(1864-1957)は「人民芸術家」の称号を与えられた、現代中国で最も有名かつ人気のある画家なのだそうです。

菊花群鶏図


 しかし、もともと中国絵画には縁が薄く、東京国立博物館の東洋館に展示してある中国美術も、陶器磁器、古代出土物、仏像などは熱心に見て回りますが、絵画は「日本の南画との影響関係」というようなつながりのある絵以外に、見ることが少なかったです。

 2012年1月13日に「清明上河図」を見て以来、久しぶりに中国絵画を鑑賞する機会になりました。ブログ確認したら、清明上河図を見るために、東博で3時間も並んだことが書いてありました。チケット自腹1500円払ったので、「見ないで帰るもんか」とがんばったのです。

 その点、斉白石展は、常設展入館料のみの料金で観覧できました。
 本館と東洋館法隆寺館は常設展示。斉白石展は、東洋館4階での展示でした。

 斉白石の作品、日中平和友好条約の締結40周年を記念した日本では初公開となる北京画院の所蔵品です。
 北京画院ふとっぱら。作品は写真撮影OKでした。(一部不可もありましたが)



「桃花源図」1938


 斉白石は、湖南省湘潭(こなんしょうしょうたん)の農家に生まれ、はじめは大工・指物師として生計を立て、のちに画譜や古画を学び、北京に出て画家として大成しました。

 伝統画法を師から受け継ぎ、構図や色使いは古画に則って描かれてきた中国絵画。しかし斉白石は、それらの細かい技法を師に学び、師の教え通りに描くところからは出発していません。大工仕事指物仕事を続ける中で、さまざまな絵を見て学び、篆刻などの仕事を続けながら自分の感性によって描きました。そのため、斉の絵は初期には「西洋絵画をまねている」などの非難が寄せられたそうです。しかし、中国伝統絵画にも変革の波が押し寄せ、斉白石の絵はしだいに人気高くなり、評価も受けるようになりました。

 北京画院は、設立当初に初代名誉院長として斉白石を迎え、斉の作品を数多く所蔵しています。

秋荷図


 ミサイルママは、中国絵画にあまり興味がないので、ささっと斉白石を鑑賞したあとは、いっしょにと東洋館テラスへ。
 このときは知らなかったのですが、斉白石の作品、2011年5月の中国のオークションで、近現代中国絵画では最高落札額となる4億2550万元(約54億円)で落札されたというのをあとで知りました。値段で鑑賞する春庭。あら、そんなに高いのなら、もっとゆっくり見て回ればよかったと思いました。

 ゆうぐれの東博東洋館のテラス。

 
 いつもおしゃれなミサイルママと「来年の発表会のために、もうちょっとダイエットしなさいよ」と言われ続けているe-Na。
 ジャズダンスの練習は、膝関節炎のために9月10月11月と3ヶ月と休みました。しかもストレス解消のために食べ続けているから、筋肉落ちて脂肪増加。
 「ダイエットは来年から」



<つづく> 
コメント
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