
みなとみらいクイーンズタウンのクリスマスツリー
20191224
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記つづく(9)オランジュリー美術館展 in 横浜美術館
勤務している日本語学校、12月10日は富士周遊バスハイクというイベントがあり、私は引率に加わらなくてもよいことになりました。それではせっかく空いた貴重な平日、何をしようかと思案するも、ひとりで楽しめることといったら、私には映画か美術館しか思い当たることはなく、横浜美術館に決定。
みなとみらい駅から横浜美術館はすぐ目の前。
入り口には「オランジュリー美術館コレクション」展の看板が。

オレンジ温室を改造して開館したオランジュリー美術館には、画商ポール・ギヨームのコレクションが展示されています。
印象派やエコールドパリの絵を収集・売買してきた画商ギヨームは、無名で貧しかった画家たちの作品を買い上げ、その生活を支援してきました。
モディリアニが描いたポール・ギヨーム肖像

若くして亡くなったポール・ギヨームのコレクションを受け継いだドメ二カ夫人は、再婚後、亡くなった夫ポールと再婚したジャン・ヴァルテルのコレクションとしてフランス国家に売却。オランジュリー美術館に保存展示されています。
今回横浜美術館での展覧会は、ポール・ギョームコレクションの中の選りすぐり、12人の印象派や野獣派、エコールドパリの画家を特集しています。
ポールギヨームの書斎に飾られていた絵画をミニチュアで再現(1930年代)

ポール・ギヨームの居間に飾られていた絵画のミニチュア再現

「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」というタイトルのもとに展示されていた画家は。
アルフレッド・シスレー クロード・モネ オーギュスト・ルノワール ポール・セザンヌ アンリ・ルソー アンリ・マティス パブロ・ピカソ アメデオ・モディリアーニ
キース・ヴァン・ドンゲン アンドレ・ドラン マリー・ローランサン モーリス・ユトリロ シャイム・スーティン
西洋美術館に収蔵展示されているスーティン「狂女」のほか、スーティン作品を見る機会があまりなかったので、数点のスーティンを見ることができてよかったです。
シャイム・スーティン「小さな菓子職人」

美術館1階ロビーに設置されていた「一緒に写真を撮ろうコーナー」で。


横浜美術館の常設コレクション展もゆっくり見て回り、おなかがすいてきたので、みなとみらい駅ビル中華屋でランチ。蒸し野菜セット。
平日ランチはアルコール半額というので、「無料と半額」が大好きな私はつい、生ビールを一杯。飲むとたちまち食後は眠くなり、神奈川県立博物館へ回る予定をやめにして、帰宅しました。
インターコンチネンタル日比谷のクリスマスツリー

皆様にあたたかいひとときがおとずれますように。
楽しい夜をお過ごしください。
<つづく>