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ぽかぽか春庭「アマビエ」

2020-04-21 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200421
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>新語流行語2020コロナ新語(3)アマビエ

 コロナ新語。濃厚接触だのクラスターだの、オーバーシュートだの、いろいろな新語外来語、毎日テレビで聞いているうちに耳になれてしまいました。このところ一番聞くのは「三密」ですかね。「密閉」「密集」「密接」

 4月19日、美術館へ行けないので、せめてと思って「日曜美術館」を視聴。
 ネットの新しい動きにはうとい春庭、テレビであたらしい言葉を知り、画像を知りました。
 「アマビヱ」です。
 私は日曜美術館で初めて知りましたが、番組のキャスター小野正嗣も、番組で取り上げられるまで知らなかったと言っていました。

 京都大学附属図書館所蔵のアマビヱ(アーカイブより)


 弘化3年の瓦版によると、肥後の国にあらわれた「海から出て光り輝く妖怪」が「私の姿を描いて、疫病除けとせよ」と語ったのだそうです。
 
 日本でいきなりネットで盛り上がったのは、2月26日に妖怪掛け軸専門店がツイッターに投稿したことがきっかけ。
 「疫病退散のご利益がある妖怪アマビエを書いて投稿しよう」と仕掛け、Twitter利用者が次々にそれぞれのイラストや漫画、動画、ぬいぐるみなどの作品を投稿したことから広がりました。私はツイッター利用していないので、日曜美術館での紹介までアマビエを知りませんでした。

 3月になると有名イラストレーターや漫画家の作品もTwitterに載り、コロナ拡大が続く海外へも発信されました。
 「テルマエロマエ」などで知られる漫画家ヤマザキマリは、自身のイラストをイタリアに住む夫ら家族にも送り、家族はイラストコピーを家の壁に貼っていると、日曜美術館でヤマザキが紹介していました。

ヤマザキマリの描いた「ルネサンス肖像画風アマビエ」


 水木しげるの描いたアマビエ。2007(平成19)年9月30日放送の『ゲゲゲの鬼太郎』に、カワウソとともに登場したのだそうです。


 新語流行語、と言っても、「アマビエ」そのものは1846(弘化3)年、江戸時代後半には瓦版で民衆にも知られていました。
 アマビエ・アマビヱはアマビコの書き間違い(コとエ・ヱの類似から)という研究者による説に従うなら、アマビコは海彦・天彦・天日子・尼彦、として、江戸時代には出版物に登場していました。人間のような耳、丸い目、胴がなく頭から3本足が生えている。



 江戸時代、コレラ(ころり)など疫病が流行しました。人々は、アマビコやアマビエの絵を家に貼り、眺めることで心の不安を癒していました。
 アマビエが「もし疫病が流行することがあれば、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」とお告げした、ということを信じて、部屋にはりましょう。

 今、ツイッターにさまざまなアマビエの作品が投稿されています。
 絵が好きな人なら、ご自身で描いてみる、あるいは粘土で形作るのもぬいぐるみもなんでも作品にしましょう。
 手洗い、マスク、アマビエイラスト。

 アマビエ画像のまとめサイト。かわいいアマビエもいっぱいあります。
https://togetter.com/li/1480272

 私は絵が苦手。でも、アマビエを眺めていることはできますから、アマビエ様にお願いして、一日も早い収束と、コロナウイルス治療薬やワクチンの完成を祈ります。

<つづく>
コメント (2)
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