20200503
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>春庭漢字脳トレ(3)再録・漢字訓読みクイズ
何度も同じ記事を再録しています。2019年夏にも、以下の「訓読みクイズ」は再録していますので、もう飽きた、という方はとばしてください。
学生には、読めなかったところは、何度でも復習していれば、できるようになる、と話していますので、できた方もできなかった方も、何度目かの訓読みクイズをどうぞ。
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2012/05/12
ぽかぽか春庭にっぽにあにっぽん語教師日誌>にほんごクイズに挑戦(4)漢検1級訓読みクイズ
アンチエイジング脳力アップのための日本語クイズ。脳トレーニングに役立っていますか。今回は、日本語教授法受講の日本人大学生には、歯が立たない上級問題です。
今回は、教育漢字のレベルから漢検1級レベルの漢字まで、訓読みに挑戦してください。音読みの熟語なら、なんとなく前後の文脈から推測ができる漢字も、訓読みとなると日頃使わないので、なかなか読めないものです。
教育漢字の訓読みレベル1から、漢検1級問題レベル4に挑戦。
「漢字は得意」とおっしゃる人にとっても、1級レベル漢字の訓読みは、なかなか手強い。ぜひ、挑戦してみて下さい。大学生、1級漢字訓読みは、ほとんど読めません。常用漢字ではないので高校までに習っていないからです。
もし、ひとつでも1級レベルが読めたら、「亀の甲より年の功」と、お孫さんに自慢できます。
・レベル1 教育漢字の訓読み。小学校6年生までに学習した漢字だけれど、訓読みは習っていないものもあります。以下の漢字、音読みですから、全部読めるでしょう。
1専門 2革命 3銅像 4昭和 5論争 6与件 7勉強 8慰(い)労会 9委任状 10号令
でも、訓読みだとどうでしょう。全部読めますか。
1専ら 2革める 3銅のお鍋 4昭か 5論う 6着手金を与えられ、事件を与る 7強ち 8労る 9委ねる 10号ぶ
レベル1答え
1専(もっぱ)ら 2革(あらた)める 3銅(あかがね) 4昭(あきら)か 5論(あげつら)う 6与(あずか)る 7強(あなが)ち 8労(いたわ)る 9委(ゆだね)る 10 号(さけ)ぶ
・レベル2 常用漢字(中学高校で習い、日常社会で用いる。新聞雑誌はこのレベル)音読みでは皆が知っている漢字。音読みは読めるはず。
1余剰 2荘厳 3徒労 4邪悪 5肯定 6状況 7転々 8統帥権干犯 9徐々に 10 象形文字
答え
1ヨジョウ 2ソウゴン 3トロウ 4ジャアク 5コウテイ 6ジョウキョウ 7テンテン 8トウスイケンカンパン 9ジョジョに 10ショウケイモジ
ところが、訓読みだと、やはりなじみがないものもある。
1剰え 2厳めしい 3徒に 4邪な 5肯て 6何をか況んや 7転た 8統帥権を干す(「ほす」ではありません) 9徐に 10象る
レベル2答え
1剰(あまつさ)え 2厳(いか)めしい 3徒(いたずら)に 4邪(よこしま)な 5肯(あえ)て 6況(いわ)んや 7転(うた)た 8干(おか)す 9徐(おもむろ)に 10象(かたど)る
・訓読みクイズ・レベル3
レベル3は常用漢字のほか、常用漢字外の字もあります。音読みの熟語では知っているけれど、訓読みは「どこかで一度は目にしたかも」というレベルです。音読みでは、以下の熟語、語彙に使われています。
音読み
1晨星 2轢死 3頑固者 4軽蔑する 5需要 6閾値 7頻出 8謙遜 9王位簒奪 10都鄙問答
答え
1(シンセイあかつきの星) 2レキシ(車などにひかれて死ぬこと)3ガンコモノ 4ケイベツ 5ジュヨウ 6(イキチ=その値を境にして、動作や意味などが変わる値)7ヒンシュツ 8ケンソン 9オウイサンダツ 10トヒモンドウ(江戸時代中期に成立した心学運動の最も重要な書物の題名)
さて、音読みでも難しい熟語になってきました。では、訓読み。
訓読み
1晨に立つ 2轢る 3頑なに 4蔑する 5需める 6閾をこえる 7頻りに 8謙る 9簒う 10鄙しむ
レベル3答え
1晨(あした)に立つ 2轢(きし)る 3頑(かたく)なに 4蔑(なみ)する 5需める(もと)める 6閾(しきい)をこえる 7頻(しきり)りに 8謙(へりくだ)る 9簒(うば)う 10鄙(いや)しむ
・訓読みクイズ・レベル4
レベル4は「こんな漢字あったかしら」というレベル。読めなくても、一生困ることはありません。
1畢竟 2撥音 3傅育者 4諧謔 5鬣 6蛬 7顰蹙 8仏龕 9軛殺 10錣
音読みの答え、その他のヒント
1畢竟(ヒッキョウ)2撥音(ハツオン平仮名でいうと「ん」のこと)3傅育者(フイクシャ) 4諧謔(カイギャク) 5音読みは(リョウ)ライオンのこれが有名 6蟋蟀とも書きます 7顰蹙(ヒンシュク)8仏龕(ブツガン仏像をしまっておく入れ物)9軛殺(ヤクサツ首をつって殺すこと。扼殺は手で首を絞め殺す。日本の死刑は軛殺)訓読みは頸木とも書きます 10音読みは「テツ」現役力士時代の寺尾、親方名、○○○山
訓読み
1竟に 2撥げる 3傅き育てる 4諧う 5鬛をなびかせる 6寒夜の蛬 7非礼、蹙まりなし 8龕に仏をおさめる 9軛を放つ 10錣山
レベル4答え
1竟(つい)に 2撥(かか)げる 3傅(かしず)き育てる 4諧(かな)う 5鬣(たてがみ) 6蛬(きりぎりす) 7蹙(きわ)まりなし 8龕(ずし) 9軛(くびき)10錣山(しころやま)
いかがでしたか。訓読み、意外とむずかしいでしょう。
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>春庭漢字脳トレ(3)再録・漢字訓読みクイズ
何度も同じ記事を再録しています。2019年夏にも、以下の「訓読みクイズ」は再録していますので、もう飽きた、という方はとばしてください。
学生には、読めなかったところは、何度でも復習していれば、できるようになる、と話していますので、できた方もできなかった方も、何度目かの訓読みクイズをどうぞ。
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2012/05/12
ぽかぽか春庭にっぽにあにっぽん語教師日誌>にほんごクイズに挑戦(4)漢検1級訓読みクイズ
アンチエイジング脳力アップのための日本語クイズ。脳トレーニングに役立っていますか。今回は、日本語教授法受講の日本人大学生には、歯が立たない上級問題です。
今回は、教育漢字のレベルから漢検1級レベルの漢字まで、訓読みに挑戦してください。音読みの熟語なら、なんとなく前後の文脈から推測ができる漢字も、訓読みとなると日頃使わないので、なかなか読めないものです。
教育漢字の訓読みレベル1から、漢検1級問題レベル4に挑戦。
「漢字は得意」とおっしゃる人にとっても、1級レベル漢字の訓読みは、なかなか手強い。ぜひ、挑戦してみて下さい。大学生、1級漢字訓読みは、ほとんど読めません。常用漢字ではないので高校までに習っていないからです。
もし、ひとつでも1級レベルが読めたら、「亀の甲より年の功」と、お孫さんに自慢できます。
・レベル1 教育漢字の訓読み。小学校6年生までに学習した漢字だけれど、訓読みは習っていないものもあります。以下の漢字、音読みですから、全部読めるでしょう。
1専門 2革命 3銅像 4昭和 5論争 6与件 7勉強 8慰(い)労会 9委任状 10号令
でも、訓読みだとどうでしょう。全部読めますか。
1専ら 2革める 3銅のお鍋 4昭か 5論う 6着手金を与えられ、事件を与る 7強ち 8労る 9委ねる 10号ぶ
レベル1答え
1専(もっぱ)ら 2革(あらた)める 3銅(あかがね) 4昭(あきら)か 5論(あげつら)う 6与(あずか)る 7強(あなが)ち 8労(いたわ)る 9委(ゆだね)る 10 号(さけ)ぶ
・レベル2 常用漢字(中学高校で習い、日常社会で用いる。新聞雑誌はこのレベル)音読みでは皆が知っている漢字。音読みは読めるはず。
1余剰 2荘厳 3徒労 4邪悪 5肯定 6状況 7転々 8統帥権干犯 9徐々に 10 象形文字
答え
1ヨジョウ 2ソウゴン 3トロウ 4ジャアク 5コウテイ 6ジョウキョウ 7テンテン 8トウスイケンカンパン 9ジョジョに 10ショウケイモジ
ところが、訓読みだと、やはりなじみがないものもある。
1剰え 2厳めしい 3徒に 4邪な 5肯て 6何をか況んや 7転た 8統帥権を干す(「ほす」ではありません) 9徐に 10象る
レベル2答え
1剰(あまつさ)え 2厳(いか)めしい 3徒(いたずら)に 4邪(よこしま)な 5肯(あえ)て 6況(いわ)んや 7転(うた)た 8干(おか)す 9徐(おもむろ)に 10象(かたど)る
・訓読みクイズ・レベル3
レベル3は常用漢字のほか、常用漢字外の字もあります。音読みの熟語では知っているけれど、訓読みは「どこかで一度は目にしたかも」というレベルです。音読みでは、以下の熟語、語彙に使われています。
音読み
1晨星 2轢死 3頑固者 4軽蔑する 5需要 6閾値 7頻出 8謙遜 9王位簒奪 10都鄙問答
答え
1(シンセイあかつきの星) 2レキシ(車などにひかれて死ぬこと)3ガンコモノ 4ケイベツ 5ジュヨウ 6(イキチ=その値を境にして、動作や意味などが変わる値)7ヒンシュツ 8ケンソン 9オウイサンダツ 10トヒモンドウ(江戸時代中期に成立した心学運動の最も重要な書物の題名)
さて、音読みでも難しい熟語になってきました。では、訓読み。
訓読み
1晨に立つ 2轢る 3頑なに 4蔑する 5需める 6閾をこえる 7頻りに 8謙る 9簒う 10鄙しむ
レベル3答え
1晨(あした)に立つ 2轢(きし)る 3頑(かたく)なに 4蔑(なみ)する 5需める(もと)める 6閾(しきい)をこえる 7頻(しきり)りに 8謙(へりくだ)る 9簒(うば)う 10鄙(いや)しむ
・訓読みクイズ・レベル4
レベル4は「こんな漢字あったかしら」というレベル。読めなくても、一生困ることはありません。
1畢竟 2撥音 3傅育者 4諧謔 5鬣 6蛬 7顰蹙 8仏龕 9軛殺 10錣
音読みの答え、その他のヒント
1畢竟(ヒッキョウ)2撥音(ハツオン平仮名でいうと「ん」のこと)3傅育者(フイクシャ) 4諧謔(カイギャク) 5音読みは(リョウ)ライオンのこれが有名 6蟋蟀とも書きます 7顰蹙(ヒンシュク)8仏龕(ブツガン仏像をしまっておく入れ物)9軛殺(ヤクサツ首をつって殺すこと。扼殺は手で首を絞め殺す。日本の死刑は軛殺)訓読みは頸木とも書きます 10音読みは「テツ」現役力士時代の寺尾、親方名、○○○山
訓読み
1竟に 2撥げる 3傅き育てる 4諧う 5鬛をなびかせる 6寒夜の蛬 7非礼、蹙まりなし 8龕に仏をおさめる 9軛を放つ 10錣山
レベル4答え
1竟(つい)に 2撥(かか)げる 3傅(かしず)き育てる 4諧(かな)う 5鬣(たてがみ) 6蛬(きりぎりす) 7蹙(きわ)まりなし 8龕(ずし) 9軛(くびき)10錣山(しころやま)
いかがでしたか。訓読み、意外とむずかしいでしょう。