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ぽかぽか春庭「美術館で過ごす時間 in 資生堂アートハウス」

2020-08-29 00:00:01 | エッセイ、コラム

 資生堂アートハウス

20200827
ぽかぽか春庭アート散歩>2020アート散歩夏(3)美術館で過ごす時間 in 資生堂アートハウス

 資生堂アートハウスは、1978年(昭和53)に開設されました
 建物は、高宮真介、谷口吉生両氏の設計によるもので、1980年(昭和55)に「日本建築学会賞」を受賞。
 今回の展示は、「夏の館蔵品展ー美術館で過ごす時間」展。
 資生堂が主催した「現代工藝展」(1975-1995)の出品作、、資生堂主催「椿会」(1974-1990)の絵画作品の出品を中心として展示しています。

 夏の館蔵品展 ガラス工芸、竹工芸、油彩
 開催期間:2020年7月21日(火)— 9月22日(火・祝)
 (秋の展示では漆工芸と陶芸)

 ガラス展示コーナー


 絵画展示コーナー
3
 梅原龍三郎(1888-1966)「薔薇 明嘉靖壺」


 企画展。「ガラス工芸と竹工芸」
 竹工芸の人間国宝飯塚小玕齋の作品、近代美術館工芸館などで何点か見てきました。今回の資生堂アートハウス所蔵の小玕齋の作品、ずらりと並んでいたので、圧巻でした。細かい竹の編み目がとても美しく、温かみのある形、竹でこのような「美」が生み出せるんだ、という感激。

「氷裂編沓形白錆花籃」(1980年)


「九葉桝形文八角盆」(1976年)


「束編白花籠 八窓」(1975)


岩田久利「硝子大鉢 牡丹」1982年


岩田久利「瑠璃乳紋高杯」1977年


 常設展示コーナーの舟越桂(1951~)「唐突な山 1975」

 
 入り口から見えるのは「後脚で立つ馬」ペリクレ・ファッツィーニ:1972年




 ガラス工芸を中心に工芸作品が好きな娘も「私はやっぱり絵を見ているより工芸品を見ているほうが好きだな」と、堪能できたようすで、資生堂アートハウスまでかなり歩いてちょっと疲れた気持も収まったようなのでよかったよかった。

 このような時代に、消毒薬やワクチンではない「芸術」がなんの役に立つのか、と思った人もいたかもしれません。しかし、やはり音楽や美術、芸術は人の心を豊かにし、免疫力UPはまちがいなし。薬でウイルスを抑え込むことも必要ですが、このような心豊かにすごす時間も人を治癒すると感じた夏でした。

<つづく>
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