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ぽかぽか春庭「牛年の絆をあなたと」

2021-01-01 00:00:01 | エッセイ、コラム
20210102
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>21世紀日記新年(1)牛年の絆をあなたと

 あけましておめでとうございます。
 明けて2021年。
 今頃21世紀を標榜するのもマヌケな話ですが、2021年の日記タイトルは20年経ってからの21世紀日記といたします。

 10歳の私が21世紀というのはどんなすごい未来になっているんだろうと想像したその未来になって、あっと言う間に20年。管理社会化はどんどん進み、格差は広がる一方の世の中。10歳の私には、情報化がこれまで進むとは想像できませんでした。想像出来たのは、腕時計が電話になるということくらい。先日腕時計をタッチして改札を通り抜ける人を見ました。腕時計が財布にも電車パスにもナンにでもなっているらしい。

 留学生の話だと、今中国で開発が進んでいるのは顔認証システム。コンビニも空港も、顔認証だけで出入りでき、機械が認証した顔の登録銀行から引き落としされるのでレジで支払いする必要も無い、という実証実験が進んでいるのだそうです。

 私は学生に、それが完成したら政府は15億人が毎日どこからどんな収入を得てどんな消費をするのか、どこに行って何をするのかすべて把握するってことになるっていうことだって、みんなわかっているのかなあ、と言いましたが、国民は便利になることしか考えていない、という返答でした。
 
 マイナンバーに保険証機能を持たせるとか、政府からの給付金を受け取る銀行を1本化して登録するなどと政府が打ち出したのも同じ流れでしょうが、こうしてジワジワと囲い込みは進み管理社会化は完成していく。めでたき21世紀。いいけどね。私世代はもうすぐ消えるから。でもあと30年は世の中の移り変わりを見ていたい。
 元日は、管理社会への一里塚めでたくもありめでたくもなし。

 というオメデタイ21世紀日記の始まりです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 めでたくも、今年は6回目の年女。
 女子校クラスメートのやっちゃんから電話がきて年末トークを長々としたときも、「こんな年齢になるなんて、17歳のときには想像もしていなかった」という高齢者アルアル話になりました。ふたりで話せば、気分はいつでも17歳の女子高生なんですけれど。
 年をとると、家族だけじゃなく、友達や仲間も大切な絆と感じます。
 今年も皆様との絆を大切に。

 絆という漢字の字源解説をしたとき、牛がくびきにつながれていることを表していると書きました。くびきで繋がれ、拘束されることが「絆」であると。
 で、 腎臓透析を受ける生活になった夫との「絆」を表す、こんな画像で今年も始まります。


<つづく>
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