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ぽかぽか春庭「朝倉彫塑館」

2021-01-30 00:00:01 | エッセイ、コラム
20210130
ぽかぽか春庭アート散歩>2020アート散歩回顧(9)朝倉彫塑館 

 12月9日は、朝倉彫塑館へ。上野動物園のパンダ観覧指定時間が午後3時だったので、それまでの時間朝倉彫塑館を観覧。

 娘も私も彫刻にはあまり興味がなかったのですが、旧岩崎邸を訪れたついでに、不忍池のほとりにある下町風俗資料館を観覧。資料館の前に、昔上野に設置されていた朝倉文夫の作品が置かれています。
 1946(昭和21)年に、敗戦から立ち直ろうとする日本を若者の姿を「生誕」像として制作しました。 
 上野公園入口にあった噴水とともに設置されていたのですが、地下駐車場整備のために撤去され朝倉彫塑館の収蔵庫に眠ったたままになっていました。再び日の目を見た生誕像、なんか、健全な若者を絵に描いたような。いや、絵じゃなくて彫刻なんですが。

 朝倉彫塑館にも同じ作品が入り口にありました。

 「アンチ股間若衆」の好例かも。隠さなかったのは、なぜだったのか、朝倉文夫に聞きたい気がしますが、どうも、高尚な芸術作品を見るにあたって、そこばかりに目がいくのはどうしたものか。

 朝倉彫塑館前で。 


 入り口に置かれていた彫刻「雲」 1908年制作


 屋上の上の彫刻が見えますか。
 ズームで撮ってもよくわからなかったのですが。



 屋上に出ることができます。こんな像でした。


 屋上庭園から見ると。


 玄関前におかれた群像>
 「雲」2009


 朝倉彫塑館、館内撮影禁止ですが、屋上とサンルームは撮影自由。
 サンルーム


 サンルームにあった猫の像。朝倉は猫が大好きでかわいがっていたそうです。
 猫の像と。


 朝倉彫塑館の庭園は、文夫が丹精込めたお気に入りの庭。広くはないですが、水音を楽しむという趣向もあり、心静かに過ごせる庭でした。



 庭に出ることはできませんが、室内どこからも庭を眺めることができような設計です。
 3階から倉が見えたので、ボランティアガイドさんに伺うと、倉は隣の所有だとのこと。
 私と娘は上野動物園の入場指定時間に間に合わせるような観覧になってあまりゆとりがありませんでしたが、一日とってゆったりすごすにふさわしい場所でした。

<つづく>
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