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ぽかぽか春庭「生命の庭展 in 庭園美術館」

2021-01-26 00:00:01 | エッセイ、コラム
20210126 
ぽかぽか春庭アート散歩>2020アート散歩拾遺(12)生命の庭展in庭園美術館

 202011月12月、ぐるっとパスで都内の美術館博物館を巡って楽しみました。
 私も娘も現代美術の展示に興味はわかなかったのですが、建物だけでも見て回ろうと庭園美術館に入館。現代美術とアールデコ空間とのコラボがどんなものなのかという興味は少しありましたが。

 食堂の壁画の現代美術展示


私と娘が一番気に入った作品は、青木美歌のガラスを素材とした造形です。とても繊細な美しい作品でした。
 青木美歌「Wonder」2016(画像借り物)


 青木美歌《あなたと私の間に》 2006




 アールデコのお屋敷のあちこちに作品が置かれていました。他の現代アートが部屋から浮いていたり、そぐわない感じもする中、ガラスの作品は、お屋敷の雰囲気に合っていました。



 展示する部屋の選択は作家自身が部屋を見て決めた、ということでした。
 部屋の雰囲気とは対峙するかのように、わざと合わないようにするのも、作家の意図かも知れません。

小林正人「この星へ(ペア)」2009


 私と娘は「わからん」と思いながら通りすぎた部屋も多かったです。
 香水塔の間に置かれた山口圭介「花箱」は、カセットテープケースひとつひとつの中に造花が入れてあり、それが無限に並べられている作品です。こちらはまあ、見れば花が入っているのだし、作者の意図も感じられて、現代美術わからん者にも受け入れやすかった。



 普段は閉められている部屋のドアが開いているので、何かなと覗いてみると


 ここにも作品が展示されていました。


新館の第2展示会場の写真は撮影OKでした。


 娘は、部屋のインテリアなどを楽しんですごしました。アールデコの意匠は、何度見ても新鮮な美しさを感じさせます。

 玄関タイルと室内のタイル


 階段の飾り


 階段上の灯り


 シャンデリアなどのインテリア製品は複製復元が多いですができる限り戦前の宮家時代の写真などをもとに再現されています。


 このお屋敷での現代美術展示、ミスマッチが新しいというところなのでしょうが、どうにも新しい感覚についていけない老母老嬢でした。
 閉館時間まで観覧していたので、併設レストランは閉まっており、目黒駅まで歩いて晩ご飯を食べて帰りました。

<つづく>
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