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ぽかぽか春庭「街の上で」

2022-04-09 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220409
ぽかぽか春庭シネマパラダイス>2021シネマ拾遺(3)街の上で

 『街の上で』は、2021年4月公開の日本映画。最初はネットフリックス公開でした。私は飯田橋ギンレイで観覧。

監督:今泉力哉
脚本:今泉力哉、大橋裕之 
出演:
若葉竜也
穂志もえか
古川琴音
萩原みのり
中田青渚
成田凌

 私が飯田橋ギンレイで見たあと、写真美術館の1階ホールでも上映しているのでびっくり。そんな「芸術映画」だったのか。これまで写真美術館1階ホールで上映される映画は、ここでしか見ることができない「ぜったい大衆受けはしない」という映画だったので。
 クロート評価では、2021年の段階では「ドライブマイカー」よりも受ける映画になったみたい。
 
 下北沢の古着屋で働く青年、荒川青を中心に「青春群像劇」という作劇。私が知っていた俳優は古川琴音と成田凌だけだったので、下北沢の「町おこしドラマ」映画だと言われればそうかもしれない、と思ったろう。オール下北沢ロケ。

 私にとって下北沢は、客席数26のミニ劇場に出演する友人を見るために出かけた街。下北沢の小田急側の駅と劇場周辺しか知らない。友人が劇場の所属をやめたあとは、もう下北を訪れることもないかなあ。

 下北沢映画祭からの依頼がきっかけで製作された映画だったというから、下北沢の町の魅力を伝えることもミッションのひとつで、それには成功していると思うが、映画シロートの私には、主人公もその恋人・友人たちも、自主映画製作にかかわり、打ち上げでわいわいやる仲間たちも、なんだかピンとこなくて、ぜんぜん響かなかった。 

古着屋で働く主人公・荒川青:若葉達也
青の元恋人・川瀬雪:穂志もえか
古書店の店員・田辺冬子:古川琴音
美大生で映画監督・高橋町子:萩原みのり
衣装スタッフ・城定イハ:中田青渚
古着屋の客・朝子:上のしおり
ラーメン屋「珉亭」の客で風俗店従業員:村上由規乃
レコード屋兼カフェCCCの客・美穂:美羽

 これだけ女優がでていたけれど、雪はさっさと別れ話をして出ていくし、他の女性たちとの仲も深まりもしない淡々とした仲。
 
 若者の「日常」をゆるゆる淡々と、というのが、私の感覚にあわなかったのでしょうが、このゆるさが合う人にはきっといい映画だと思います。

<つづく>
コメント (2)
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