30年ぶりのサンリオピューロランド
20231105
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023文日記秋行楽(3)サンリオピューロランド
娘は、キティちゃんのついた赤いバッグを肩にかけて保育園に通いました。当時はキャラクターマスコットなどもそれほど種類はなく、キティちゃんとキキララくらいのものでした。いまのように、さまざまなキャラビジネスが展開しようとや思っていませんでした。
1990年オープンのピューロランド。2度ほど遊びに来た記憶があります。おそらく開園当初の人気が落ちて、新聞販売店などが、月ぎめ購読者に招待券を配布したでしょう。我が家は、そんな無料招待券を利用して遊びにきたのだろうと思います。
それ以来30年以上来ていなかったサンリオピューロランド。娘はひとりで出歩けるようになった中学生以後はディズニーファンを貫いているので、まったく来ることはありませんでした。
懸賞生活を続けている娘が、伊藤ハムをせっせと買い込み、応募した結果の、伊藤ハム主催「キティと食事会&写真撮影会」に当選です。
前夜、10月20日夜は、ディズニーランドからの帰宅が、最終電車から最終電車へ乗り継ぎという危機一髪で家にたどり着いたので、21日土曜日はゆっくり起きて、お昼ごろ多摩プラーザ駅につけばよい、というスケジュール。
多摩プラーザ駅にはベネッセの施設があり、キティとしまじろうが仲良くキャラクターとして並び立っていました。
キティちゃん撮影会食事会は17時半開始なので、お昼から夕方まで、急がずあわてずすごす、という方針で、いくつかのショウを見ることにしました。
最初は「カワイイかぶき」。キティちゃんが「桃太郎」を歌舞伎テイストで演じるという演目です。見えを切ったり、隈取メイクなどで、歌舞伎風にして上演されていました。これで、若者や子どもが歌舞伎に興味を持って、歌舞伎座にも足を運ぶようになるかどうかはわかりませんが、レビューダンスと歌舞伎テイスト演劇の組み合わせ、演じているダンサーの一生懸命さは伝わりました。たまたま一番前の席にふたつ空き席があったので、座ったのですが、どうやら最前列は演者に声掛けをする歌舞伎座でいう「大向こう」役の人がリピーターになって声をかける席だったらしく、「にっぽんいち!」とか、声掛けをしていました。拍手以外に応援方法を知らないので、遠慮がちの手拍子などをしつつ観覧。
幼い子供を連れた家族連れ、「カワイイ」が大好きな若い女性ペア、たまにカップル。若い男性はほとんど見かけないピューロランドでした。土曜日午後にこの限定された客層ということでは、ディズニーリゾートには勝てないなあと、経営者側の視線で園内をながめました。経営者じゃないけど。
次は、キャラクターパレード。
パレードは、キティちゃんたちがフロートに乗って登場。MCが「キティちゃ~ん」と紹介すると、若い女性たちが「カワイイ、カワイイ」と唱和する。魔女が王国の支配をもくろむが、キティちゃんたちの「思いやり、愛する心」によって邪悪な心を改心して、平和がやってくる、というストーリーが展開します。
せまい3階入り口フロアにぎゅうぎゅう詰めになって観覧しました。キャラクターのどれかに特別なお気に入りがあるなら、楽しいショウなのだろうと思います。リピーターは、お気に入りがよく見える場所を知っていて、早くから場所とりをするみたい。娘は「たあ坊の写真撮りたかったけれど、こっち側から見えるところには来なかった」と残念そう。
パレードの次は、うさぎのキャラクター「メル」が主人公のショウ「ウィッシュミーメル」こちらも、早くから並んではいないのに、最前列に座れました。ピューロランドは土日に最大入場者となっても1万人くらい、ということですが、室内1-4階の狭いフロアのスペースなので、こみこみになった場合、休むベンチも少ないことが入場客には不親切。
キティちゃんの歌舞伎テイストショウも、うさぎメルのミュージカルも、やはり子供向けの演出ですから、残念ながらリピーターになる気持ちは起きず。パレードもショウも、クオリティの高さから言うと、ディズニーランドひとり勝ちです。としまえん閉園後のハリーポッターはまだ入園していませんが、ディズニーランドにどれほど対抗できるのか、一度は入ってみたいと思うものの、無料抽選だのみですから、いつになることやら。
16時からお食事会開始。Meiji Chocolate 、というロゴの入ったTシャツを着てきたので、娘に「主催者が伊藤ハムなのに。まあ、同じ食品会社でも競合商品がないからいいか」と言われました。ホント、着るものにまったく意識がないのです。ぶら下げていた袋は、インスタントラーメンの抽選で当たったバッグで、ラーメンキャラの豚とキティちゃんがついていた袋なので、いちおうキティちゃんグッズ。
ビュッフェは、伊藤ハム製造食品使用のソーセージや揚げものなどが中心。いなりずしにキティちゃんの顔がついていたり、カワイイところはよかったですが、食べ放題大好きマニアとしては、ビュッフェとしてフツーのグレードと採点。
食事のあいまに、キティちゃんとの写真撮影が同時進行。家族ごとペアごとのテーブル番号が呼ばれて、写真撮影にのぞみます。
キティちゃんは、お色直ししてもう一度登場し、2度目の写真撮影。
お食事会の最後に、伊藤ハムの担当者さんがあいさつし、おみやげの紙袋を渡されました。伊藤ハム製品などの詰め合わせ。ごちそうさまでした。
楽しい半日でしたが、娘は「今回はご招待だからいいけれど、同じお金を払うなら、ピューロランドの2倍払ってもディズニーに行く」
ビューロランドは、子供が小学校低学年までに家族連れで行くのが正解と思います。また、マイメロディ押しとかキキララ押しとかのサンリオキャラクターマニアの人にとっては楽しいテーマパークです。
押しキャラもない婆と老嬢ペアにとっては、この次「ご招待」が当たったら再訪するってことで。伊藤ハムさん、楽しいご招待をありがとう。
ただし、娘の懸賞生活、次の懸賞によっては日本ハムをせっせと買い込むのかもしれず、あしからず。
<つづく>