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ぽかぽか春庭「2021年12月の古代中国とオリエント展と松聲閣 in 肥後細川庭園」

2023-11-14 00:00:01 | エッセイ、コラム
20231114
ぽかぽか春庭アート散歩>2023アート散歩白秋(4)永青文庫2021年12月の古代中国とオリエント展と松聲閣 in 肥後細川庭園

 毎年11月3日は「晴れの得意日」と言われてきたのですが、最近の気象データでは、11月4日が「晴れの得意日」になりつつあるという。
 2023年11月3日は、朝から晴れ。永青文庫を観覧したついでに、肥後細川庭園に足を延ばしました。前回2023年夏に永青文庫にきた日は、どしゃぶりでしたから、庭園散歩どころではなく、足を滑らせないように目白台台地が神田川に落ち込む斜面地を下りました 。旧細川侯爵邸(現・和敬塾本館)に暮らしていたお姫様奥方様なら、いったん椿山荘側に駕籠とか輿にのって出て脇の下り道を駕籠でそろりそろりと下り、神田川側に回ったのではないかしら。それでないととても肥後細川庭園に出られないと思うくらい、急な階段のハケ下りです。

 11月3日。よいお天気の中、ひとり散歩。肥後細川庭園は、熊本細川藩の藩邸下屋敷だった土地を文京区が整備し、区立庭園にしました。


 藩邸建物のうち、下屋敷学問所だった松聲閣を修復したものが、区立施設として集会所などに利用でき、1階「椿の間」では抹茶と和菓子600円が供されています。地元高校奏楽部が琴の演奏したり、ライトアップや「あかり文化を楽しむ」などさまざまなイベントも盛んです。2023年11月3日の庭園は家族連れなどでけっこうな賑わいでした。

 松聲閣のたたずまいは2年前とかわらずおっとりと。

 
 松聲閣前で


 肥後細川庭園は、文化の日晴れ空のもと、木々も池も光を浴びていました。


 何年か前に娘といっしょに肥後細川庭園を散歩したのを覚えていて、いつものように「ぽかぽか春庭 松聲閣」「ぽかぽか春庭 細川庭園」とキーワードを入れて検索しました。検索すると相当前のおでかけでも、googleさんが教えてくれるので、記憶があいまいな婆にとって重宝です。しかし、キーワードを変えて検索しても、ひっかかりません。おかしいなあ。私はいつ何をしたかほとんど覚えていないので、こうしてブログをメモがわりに記録しているのです。

 しかたないから、なんでもきっちりメモをとって記録している娘に質問。「前回永青文庫と細川庭園に行ったのはいつですか」。娘の返事「2021年12月22日」
 春庭ブログ2021年12月から2022年2月までチェックしたのに出てきません。なんと、ブログ抜け。記録していなかったのです。それじゃ、検索してもでてこないも道理。どうしてすっぽ抜けたのか。

  2021年12月18 日に富士美術館で「古代オリエント展」を見て、2022年1月6日に池袋の古代オリエント博物館を見て、ブログUPしたので、オリエントに満足してしまったらしく、永青文庫の冬季展「「古代中国・オリエントの美術リターンズ―国宝“細川ミラー”期間限定公開―」を書き忘れたみたいです。書かないでおくと、記録からも記憶からも抜け落ちて、なかったことになってしまう私の老婆脳。娘がメモしてくれていたので、記憶の底から引き出すことができました。
 
 2021年12月22日に永青文庫で観覧したのは、「通称・細川ミラー」。国宝です。そのほか、貴重な中国古代の文物や古代オリエントの出土品を観覧して大満足し、細川庭園を娘と散歩したのに、抜けてました。

 国宝 金銀錯狩猟文(通称細川ミラー)(永青文庫HP掲載の画像)
 私が写した写真は銅鏡の錆色がよくわかります。


 国宝ミラーのほか、オリエントや古代中国の文物いっぱい。
 
 
「木製シャブティ」エジプト 新王国時代第18王朝(前15~前14世紀頃)
                      人物画タイル イラン17世紀   
      
    

 ゴールドバンドガラス碗」東地中海沿岸域 前2~前1世紀

 透明ガラスと紫色のガラスでレース模様をつくった後に、金箔を挟んだ縞模様のガラス板を合わせて浅鉢形にするという、複雑な工程です。帯状の金箔をガラスに挟むのは、現代でも難しい高等テクニック。
 
 

 2021年12月の細川庭園は、雪吊りが美しかった。

 

 UPし損ねていた細川ミラーも、2021年12月の松聲閣の写真も掲載出来ました。これで今後「ぽかぽか春庭 松聲閣」と検索すればポンと出てきて、春庭が2021年12月に娘と訪れ、2023年11月にひとりで肥後細川庭園を訪れたことが記録できました。

 ほかにもすっぽり抜け落ちてしまった出来事は数限りなくあると思いますが、私の「思い出せない日常茶飯事」など、世の中になんの影響もない。2023年11月4日が夏日だった、ということがテレビの気象ニュースに残るほどの痕跡も残らない出来事の日常の積み重ねですけれど、2021年の永青文庫文物と松聲閣を記録できたこと、私的には、めでたしめでたし。

<つづく>
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