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ぽかぽか春庭「甘美なるフランス in 文化村ギャラリー」

2022-02-01 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220201
ぽかぽか春庭アート散歩>2021アート散歩拾遺(2)甘美なるフランス展 in 文化村ギャラリー

 娘が応募して当選した展覧会のチケット『ポーラ美術館・甘美なるフランス展』。渋谷文化村ギャラリーで観覧。
 ジャポニズムの影響を受けた西欧絵画を中心に、印象派やポストインプレッション、ピカソやディフィまでの絵画や工芸作品を堪能できました。

会期:2021/9/18(土)~ 11/23(火・祝) 

 文化村ギャラリーの口上
 日本でも屈指の西洋近代絵画コレクションを誇るポーラ美術館から、特に人気の高いフランスで活動した作家28名による絵画を精選し、化粧道具コレクションと合わせた総数約90点の作品を紹介します。
 本展は、印象派からエコール・ド・パリの時代の絵画に、アール・ヌーヴォーとアール・デコの工芸品を加え、その都会的洗練による上質な生活や豊かな日常、そして風光明媚な土地を表す作品群を存分にお愉しみいただき、“La Douce France”(甘美なるフランス)を感じていただける構成となっています。

 全体に通底する3つのテーマ、時代を映すファッショナブルな「女性像」、近代化によって大きく変貌する「パリ」、画家たちが旅先で出会った風景や、南仏など重要な制作地をめぐる「旅」を通して、フランスを舞台に活躍した画家たちに時代や様式を超えて受け継がれる美意識を浮き彫りにしていきます
「甘美なるフランス(ラ・ドゥース・フランス)」とは、美しく、穏やかで、稔り豊かなフランスとその文化を賛美するため、古くから親しまれてきた表現です。19世紀後半に出現した印象派の画家たちは、日常生活や余暇の愉しみなど、あるがままのフランスを画題とし、新たな「甘美なるフランス」の世界を描き出しました。その後20世紀のピカソら外国出身の画家についても、作品から伝わってくるのは、彼らの祖国と共にパリのエスプリであり、パリで展開していた芸術活動のまれにみる豊かさです。

 本展では、ポーラ美術館のコレクションより印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した人気画家の絵画74点を厳選し、当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件と併せてご紹介します。Bunkamuraザ・ミュージアムでは2006年に開催し大好評を博した『渋谷で出会う ポーラ美術館の印象派コレクション』展より15年ぶり、2回目の開催となります。
時代や様式を超えて受け継がれる「甘美なるフランス」の美意識をぜひご堪能ください+ 。

 ポーラは化粧品会社ですから、化粧道具のコレクションも充実しています。エミール・ガレやルネ・ラリックの香水瓶ほか、さまざまな美しい化粧道具が展示されていました。

エミール・ガレ1884女神文香水瓶   ルネ・ラリック香水瓶

 銀製化粧道具

 ポーラ美術館が所蔵している印象派の絵画。
 19世紀から20世紀前半のフランスを中心とするヨーロッパの絵画は、ジャポニズムの影響がさまざまに見られます。印象派などの絵画に、日本でもファンが多いのも、そもそも日本的表現から生まれた絵なのだから私たちの感性に合うのも当然。
 
 セザンヌ1879-82「プロバンス風景」
 ルノワール1888「髪かざり」

ユトリロ1910「シャップ通り」
 モジリアニ1917「ルネ」
 フェルナン・レジェ1920「鏡を持つ女」

アンリ・マチス1936「襟巻の女」
 ディフィ1937「パリ」

クロード・モネ「すいれん」

マリーローランサン


撮影OKのディフィのポスターの前で



 文化村ギャラリーでのポーラ美術館展。ガラス好きな娘にとっても、「香水瓶などの展示がよかった」と、満足できるものになってよかったです。

<つづく>
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