昨日、練習を兼ねてスピナべのモールドを使って熔かし込みをしました。 前回述べたように、ワイヤー&フックがボディーの中心に収まるように細心の注意が必要です。これに気付くまでに坩堝で流し込むスピードだとか、失敗をずいぶん重ねましたが今は何とか綺麗に仕上がるようになりました。
で流し込んでできた状態がこれです。針外しは山用に、LPガス用のバーナーとかホースを用意していたんですが、山のガスコンロを見てみたら口が見えない。普通は出口が二つあって、その片方からホースを引っ張って使うことが出来るんですが、それができませんでした。
「ありゃまどうしよう!」「こりゃ、困ったぞ。」
こういう時に若い時に色々遊んだ経験値が物を言います。昔、「松茸の土瓶蒸し用に」に購入した「ミニ五徳」を出したら、丁度いい感じに安定して載ります。で、問題は「火力」です。下からガスを燃やして上から業務用のガスバーナーで炙ると言うものです。
これが結構,役に立ちました。溶かし込む時に注意すべき事は、モールドを安定した、物の上に置いてガタガタさせない。次にやはり一定のスピードで一気にゆっくりでいいから流し込むことです。流しこむスピードが途中で途切れたりするとボディーに亀裂が入ったり、完全に鉛が回り込まなく失敗してしまいます。
尻尾の処が中が見えてしまっています。「エンマ」や「ニッパー」で鉛を切り取って全部剝がします。これが幾つもとなると、大変なんです。「指、攣るぞ!」
で失敗した例が↑これ。尻尾の処が中のフックが見えてしまっています。こうなると、使い物になりません。パテ埋めで補修も考えましたがやはり「完璧主義者」の針外しは納得いきませんね。(笑)。で完成したのが下の写真です。どこにも不出来なところがありません。いいねー。
上から見た処、右は下から見た図です。 尾っぽの処が一番失敗しやすい処です。
これから、好きなだけ作って、色塗りの工程に入ります。これがまた大変なんだ。だから次回掲載はずーっと先になりますので辛抱強くお待ち下さいませ。