この時期、彼方此方で「お祭り」が盛んです。謂れは知りませんが、我が「熊野神社」は6月の頭の金土日です。(時には5月末がからまる時もあります)。
我が「飯五町会」は東京タワーの膝元、今は東麻布」と言ってまするとが、以前の町の名前は「飯倉」。一応飯倉と言えば1丁目~6丁目ね。そういえば3,4丁目と5丁目は名前が残っていますが、1丁目と4丁目、6丁目は何処なんだろう?。初音、森元がそうなのかね?。
年々、神輿ブームと言っていいのか分かりませんが、街々で競い合って盛んになってきましたね。もう20年も前になりましたが、時世も手伝って、段々と「担ぎ手」も少なくなり、文字通り「お神輿」もお蔵入りないなっていましたが、街の青年部としてみれば、「どうも物足りない」。で新しく赴任?してきた神主さんを呼んで、神輿を出そうという事になった訳だ。これを「天の時」というんですな。
そうなってくると、町会で彼方此方の神輿を担いでいる小池のさっちゃんが大勢担ぎ屋さんを連れてきてくれ20年経ってやっといい感触を得られるようになった。
で交通の便もいい。人も集まり易いね。これを「地の利」と言うんですね。
毎年色が変わるカラスが入っている手拭いはとても人気があるんですよ。
最初は「声が出ない」「まるで棺桶担いでいるみたい」。 で針外しが考えたのが、「掛け声」を大きくする事だった。そうする事によって神輿の反対側に声が届く。(そんなの皆知ってらい!)反対に居るスタッフもそれに声を合わせる事が出来る→神輿全体の声が揃う→神輿がギッタンバッコンしないで綺麗に揃って勢いが増します。これを「人の和」と言うんでしょうね。また、皆で、熊野さんを盛り上げようとするのも「人の和」ですよね。
「天の時」「地の利」「人の和」が揃うと物事は上手くいきますのさ。
江戸の神輿の元は「いろはにほへと」の町火消し。我が町会はゑ組。全国の頭の集まりではこの江戸の町火消しの頭が頂点なんだそうだ。本来神輿の掛け声は「わっしょい」が基本ですが、ある時期から「そいやー」に変わったね。聞くところによると「わっしょい」は2拍子で歩いてしまうのだそうだ。当然早く終わりたくないのでくねくねとのたうって店先や庭先の鉢植えなんか蹴っ飛ばしてしまうね。これはクレームが出たに違いないね。三社祭とか鳥越だと区間が割り当てられる。「わっしょい」だとあっという間に終わってしまうのさ。
だからその場踏みの「1拍子」の「そいやー」に変わったらしい。因みに「わっしょい」は「和背負い」、「そいやー」は「背負いやー」の変化だとも。
それによって、歩かなくなったせいで、担ぎも楽になった感があるね。歩くとつんのめっちゃうね。今年は隣の初音に行くまでに何と2時間も掛かりましたぞ。乗ってくると神輿から出ないね。人を押しのけても入りたがる。これがいいんだね。