腰の悪い方が案外と多いので、また書きます。
脳が悪い姿勢を長い時間掛けて(この姿勢が正しいと)記憶しているので、治るのにある程度の時間が掛る。逆に言えば正しい姿勢を続けて脳が「これが正しい姿勢」と記憶すれば、寝ている間(無意識の間)にリセットして何事もなかったように治っています。
整復院とかに行って、腰痛を治してもらっても正しく治った姿勢を脳がまだそれを「正しい」と認識していないので、寝ている間に脳が正しいと判別している「悪い姿勢」との方にリセットしてしまい、朝起きるとまた痛かったなんて事が良くあります。それはまだ脳が正しい姿勢を判別できていないからです。
大体、同じように何の欠陥も無く平等に生まれてきているのに大人になって腰痛が酷くなって、差が出るのは、育った環境とか仕事の姿勢とかで、痛くなるもので、その人の腰が欠陥品だという事はないのであります。(これは」私の持論です。まずは正しい姿勢を維持してそれを獲得しましょう。つまり、脳が正しい姿勢を認識するまで頑張ります。一週間位掛かります。
その為には、いくつか簡単な体操があります。
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背骨の矯正もとても効果的です。これは整復院でやってもらうといいね。
人間は普通の人は右利きの人が多いですが、右利きの人は軸足が左足です。という事は極端な言い回しですが左足はちゃんと立っていて、骨盤を支えていますが、反対に右側の脚は下がってしまっています。骨盤を正面から見ると向かって右側は正常ですが左側は下がっています。
これが長く続くと腰痛の原因になる訳です。まず正しい姿勢を取り戻す為の体操。椅子を二つ用意して背中合わせにして、その間に立って背もたれに手を置いて吊り下がります。するとお尻の重さで背骨が伸びて、背筋がまっすぐになります。ぶる下がって5秒位やればOKです。慣れてくれば足を地面に着いていてもOKです。
片方の筋は伸びたまま固まっていて、もう片方の筋が縮んだまま固まっている(そんな感じです)これを肘を使って伸ばしてほぐす訳です。でもちょっと痛いですよ。
鉄棒にぶら下がるのは似ている感じがすると思いますがこれは腕がのびてしまって、効果が薄れます。椅子を使う方が肩が支点になるのでお勧めです。
で、次に左右の足を片方ずつ、胸の高さまで膝を上げて、そのまま外に回転させます。この時、「ゴキッ」と腰が鳴るかも知れませんが問題ありません。この一連の動きを毎朝10秒やって下さい。
骨盤が歪んでいるとなかなか元に戻りにくくなります。そこで一つの方法でお尻の筋を肘等でぐっと押して伸ばしてあげるといいです。
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そこで筋を伸ばして柔らかくして、骨盤が戻り易くしようと言う事です。その後、腿の付け根から上げてあげます。
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これは腰痛とは関係ありませんが、背骨の脇にある肋骨と肋骨の間には経絡秘孔でいう重要穴があり、背骨間が広がると「ツボ」に入っている血流の流れが良くなって、健康になります。
私は自動車関係の仕事をしていましたが、エンジンルームの中を覗いたりして腰痛が酷くなりましたが、仕事上の姿勢も当然重要になってきます。デスクワークで長い時間座り続けるのは良くないですから、たまに、机から離れて体を動かすのも大事ね。
野球の一郎選手の体操とか相撲の四股を踏む、何て言うのもいい体操です。
因みに高齢になってくると、頭蓋骨と脛骨の隙間が縮んで背が低くなります。裏を返せば其処の血流の流れが遮断されて悪くなります。結果「ボケ」が出てきます。こうなったらその逆をすればいいので、後ろから顎の辺りを持ち上げてあげると改善されます。この時ほんの1cm持ち上げる感じでいいです。余り上げると首吊り状態になり危険ですからね。血流が良くなってボケが改善されます。
これは私達にも言える事で、これをやっておくことで老化の防止にもなります。また小学校の時の校長先生が脳梗塞で倒れて退院してきた時に「皆さん大人になっても頭を毎日くるくると回すのを忘れないで下さい」と言ったのを今でも忘れません。
これも重要です。