う~ん、この問題はどうしても話がでかくなりますよね。私がバスを擁護する結論を出すと、身びいきになってしまうからです。今更なんですがちょっと、喋ります。
まあ、閑話休題(それはさておきと読むんだよ)、最初バスは赤星鉄馬氏によって、芦ノ湖に入った訳ですが、それが、厚木の進駐軍がルアーで釣っているのを見て流行した経緯があります。その後確かにワカサギ等在来魚を捕食するとというので、時の昭和天皇がブルーギルを入れた経緯があります。(その頃の話ではギルはバスの餌というのを聞いた事があります。(なにせ古い事なので間違っているかも知れません。)で、その話には、マスコミも触れたがらない。右翼の攻撃にあいますからね。
ただね、それ以前に、日本には、トラウト類(これも外来魚ですね)が各地の湖に入っていまして、トラウト類もワカサギを捕食しています。よくバスは在来魚を根絶やしに食い尽くすという報道がなされますが、バスという魚は短距離ダッシュのタイプの魚で、物影に隠れてフラフラと通り過ぎる魚をパクリと食べるわけです。しかしその物影に入れるバスは少なく(餌を待ち構えられるバスという意味です。)バスが10匹いるとすると、8匹は餌をとれずにまず、死んでしまうらしい。その点、トラウト君たちは泳ぎ達者で、(例えて言うと戦闘機の零戦かなあ。スピードがあって小回りが利く←話が古すぎるっちゅーの!。
)バスより生存率が高いと聞いています。
そのトラウト君達が、ワカサギを根絶やしに食い尽くすという話を聞いた事がありますか?。河口湖で夜釣りをしていたら(これって、禁止だよね(笑)ワカサギの大群が幅2Mで10メートル位通過した事がありました。食い尽くされていたらこういう事にはならないですよね。
日本にはあと、在来のナマズや、ハスなんて魚がいますね。この魚も魚を食べます。最近ではこれとは別にチャンネルキャットフィッシュ(アメリカ大ナマズ)が大発生しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/8c/3455ffa92ac4114408dc49ea2cc56cfd.jpg)
実は厄介なのはこのナマズ君でありまして、どこかのレストラン?が養殖していて、それが倒産したとかで、霞ヶ浦に放してしまったのが、大発生してしまったのです。このナマズは網に掛かった手長海老や、鯉、鮒、ギルはたまたバスの稚魚までも食い尽くしているとの事です。皆さんバスが外来魚のシンボルみたいに言われますが、今一番問題になっているのはこのアメリカ大ナマズです。私達がスポーツフィッシングの対象魚としている、バス自体が霞ヶ浦から減ってきてしまっているのです。
今ナマズの話をしましたが、バスへの鉾先をかわす魂胆で書いた訳ではありませんよ。まあ、日本には、今こういう外来魚が居る訳です。
テレビ局も聞きかじったネタで何にも分からないで未だにバスが一番悪い魚だとか、・・・そういう報道をするのも、まずいと思います。バスよりもこのナマズの方がとてつもなく厄介なのに、ナマズ報道を見た事ないね。・・・チョットバスの味方ね。
あと問題なのが2~3ある。
① 霞ヶ浦にしろ、琵琶湖にしろ、一級河川の指定となっていますので、全て護岸されているという事です。その為に、浄化作用がなくなり、水質汚濁の原因になっています。当然湖底はヘドロ状態になりますし、これでは藻も生えない。それに湖を疾駆する、ウェイクボート、バスボート。これが引き起こす引き波が例の護岸に当たり、そこに折角生えている藻が打撃を受けてしまうというのも、あると思います。このコメントをどこかで出したら、バスボートの利用者からクレームが来たとか。でもね、贔屓目に見ても引き波が護岸に当たる勢いを見ると、少しは、水生植物にも関心を持って頂きたいと思います。霞本湖、北利根の「アサザ」はちっとも増えて来ない所があります。残っている所は、走って着て止まる所(ポイントの所かね?)は残っているけど通り過ぎる所のアサザは大概、全滅しています。
② 与田浦では5月以降、ヘリコプターによる農薬散布をします。そのとき与田浦に入ったら、40センチもあろうスッポンが死んで浮いていましたし、ザリガニがもだえて道路に出てきて、車に撥ねられていたと聞いた事があります。釣りしてて、息が苦しくなる。この事は日本の全般に言える事でして、田起こしすると、農薬を撒きます。田んぼに水を入れます。すると、当然排水される訳で、泥の水と一緒に農薬も河川に流される事になります。実際与田浦では奇形のバスが釣れるしポイント「変な魚ポイント」なんてー所もあります。頭がデカク体が小さい・・・ってとっても変。
③ かつて、谷田川の上流に入った時に、川の水を見て驚きました。エメラルドグリーンでした。そう、生活廃水を川に出していたのです。でもね、そこの家を責めるつもりはありません。日本という国はそうして来たからです。ただ、そういう事には全く無頓着のくせして、魚が減った理由をバスのせいだけにして欲しくありませんね。
④野池には鯉がいますが、鯉を水槽で飼った事のある人なら分かると思いますが、あの掃除機のような口で泥底をほっくリ反しながら泥の中の餌を食べます。藻を植えても、次の日には藻が抜けて浮いてしまっている事があります。泥底にすると、藻が生えないという理由の一つじゃないかなあ。これは、ハタボウ殿に聞かないとわからないね。
・・・でだ。私の話など、爆釣隊の隊長殿やブラック商会のハタボウ殿に比べたら、足元にも及ばないが一つ言わせてもらえれば、魚が激減した原因はいろいろあって、決してバスだけのせいだけではないという事だ。。だからね、もし意見を戦わしたいなら、個別にこれらこの問題に詳しい各位と話しをしてみてね。
よ~く、丁寧に教えてくれるからね。針は今更、論戦をするつもりはないのだ。ちょっと突っ込まれると負けちゃうからね。ズル~イ!。それはうそだが・・・。ガハハッ。
これはこちらの勝手な言い分だけど、このバスフィッシングは一大産業になっています。ロッド、リール、を始めとする、釣具の分野。そこに従事する人。バスマンが現地に落とすお金。(食料、ラーメン・蕎麦屋。交通費。ガラガラ殿が入る温泉。(白帆の湯)等。)(笑)。一人のバスマンがかもし出すお金って結構おおきいのよ。
八郎潟なんか、リリース禁止になった途端に釣り宿が開店休業になったとか。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_oro.gif)
まあ釣り人はお互いのそれぞれの釣りを楽しんでいるので、我々バスフィッシャーマンの意見もちょっと、聞いて理解して欲しいんですね。