高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

CONEラップアップフォーラム

2018-03-18 11:53:17 | いろいろシゴト

自然体験活動(特に青少年対象)を広げてゆこうというNPO法人自然体験活動推進協議会(通称CONE)なる団体があります。もう20年前になりましょうか。文部科学省の社会教育部門がバックアップして、全国の自然体験活動の指導者団体のネットワーキングをした時代があります。お互いのプログラムを情報交換し、共通した指導者養成カリキュラムを整備しようという試みでCONEリーダー養成が始まりました。それ以前に指導者養成をしている団体の指導者が講師役となり、スキルアップを目指したセミナーが大々的に全国展開された時代もありました。 アクティビティデザイン、プログラムデザイン、マネージメントやファシリテーションスキルをテーマにして2泊3日という日程でした。 これを実施することにより、全国の活動団体のネットワークが急速に進んだという背景もありました。

次第に全国各地でCONE集会が開催されるようになりましたが、ここ数年はちょっと下火となっていました。そのテコ入れと言ってもいいかと思いますが、CONE本部が主導して、本年度は全国各地の国立の宿泊体験施設を会場にCONEフォーラムが開催されました。 その各地の報告会を兼ねたラップアップフォーラム(ふりかえり)が東京代々木のオリンピック記念センターで開催されました。全国各地のCONEフォーラム開催の実行委員や参加者が集合しました。(旅費補助があるので、これも相当な予算ですな)

この事業は3年続くそうなので、(直接国の補助ではなくて、文科省が管轄する子どもゆめ基金というファンドが資金補助してくれています。 来年度の全国共通の基本テーマも論議しました。

結果は、自然体験活動の社会的価値 です。 この20年で自然体験活動は間違いなく広がってきてはいるけれど、社会的認知はいまひとつかな・・。そこで、我々の活動を我々が再評価再認識しようとの思いからです。

幼児期の体験活動、医療や介護との連携、木育活動、東アジアとの連携など、いろいろとサブテーマは作れそうです。 北海道大会は再び真冬設定になってしまいましたが、来年度も、私めが北海道フォーラムの実行委員長を仰せつかりましたので、それこそ、本年度をしっかりとふりかえり、新年度早々から動き始めいようと思います。(日程確保のためには今からだな!!)

 次回日程は

2019年2月15-17日です。皆様、よろしくお願いします。

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チェック、改訂

2018-03-08 11:32:44 | いろいろシゴト

やろう、やろうと思いつつ、先延ばしになっていた運営安全管理マニュアルを一気に見直し・一部改定をしました。この作業は自分自身への戒めにもなります。

私自身の体力・気力がかつてほどではなくなっているので・・、アドベンチャラスなプログラムは自身ではディレクトできなくなってきたと実感している。そんなことも考えながら、つらつらと手引き書を読み返したのでありました。

交通事故の後遺症で肩や背中の痛みが残っています。 まだ腕立て伏せができませぬ。ぶな林も中間地点くらいの往復で息切れしてしまうしなあ・・・。 雪が溶けて春になったら、ことしこそは、トレーニングを日課にしようと、やろう、やろうと思うのでした・・・。

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ねおすかふぇ

2018-01-23 18:10:39 | いろいろシゴト

1月23日

入院手術をしてもらった室蘭総合病院へ術後の検診へ。順調でした。背中が痛むのは寒い時はしかたないと・・・。骨折箇所は順調なので、整骨院もOKとのこと。上半身や腕の動きが硬いので、寿都診療所でのリハビリが受けられるように紹介状を書いてもらいました。 社会体育専門学院で教壇に立っていた頃の教え子、大和さんが柔道整復師の療院を開業したので、次に札幌へ行く時はかかってこようと思います。

そのまま、札幌へ周り、ねおすカフェに参加。すでに3年目に入った、月に1回開催しているカフェというよりも居酒屋会。参加者の近況自己紹介をしてメインゲストにはちょっと長めに話題提供して頂くという趣向です。ゲストと言えど、謝金もなく、旅費もほとんど自費なのですが・・、今回は大樹町と栗山町から地域づくり協力隊で活躍している、ぽっぽとペニーが駆けつけてくれました。

今回は、高校教師、柔道整復師、学生、アートギャラリー店主、チョーク画、自然学校スタッフ等多様な方々が参加してくれました。仕事の領域が異なる人たちの異業種・異世代の交流の場となっています。 主催は、解散後、唯一ねおす名を冠に使っているNPOねおす共育ファンドです。

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札幌新陽高校

2017-11-23 18:18:36 | いろいろシゴト

11月22日

札幌新陽高校で職業講話をしてきました。7人の各界のゲストが自分の職業や職業観を1年生に話す授業です。新陽高校には、民間から校長を迎え、今、大きく変貌をしようとしてる高校です。 「本気で挑戦」がモットー。 先生方にも生徒たちにもエネルギーを感じます。とてもポジティブなエネルギーが校舎にあふれていました。

NPOの話、視線体験活動という仕事について語らせてもらいました。 生徒のみなさんの輝く瞳を見て、もっと話を整理してくればよかったなあとちょっと後悔です。 自然体験活動に参画してくれる高校生を求めてゆこうと思います。

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SDGsに思う・・・環境教育フォーラムの清里ミーティング

2017-11-20 16:15:58 | いろいろシゴト

11月18-20日は公益社団法人日本環境教育フォーラムの年次大会、清里ミーティングに参加してきました。全国各地から「環境教育」をキーワードに集まってきた300名ほどの人達と過ごす3日間です。今年は300人を切っていたかなあ。

持続可能な開発の目標SDGsが大きなテーマでした。 17でしたっけ、持続可能な社会を構築してゆくための目標が国連で定められています。 環境問題ばかりではなくて、貧困や教育、女性問題など幅広い目標が掲げられています。外務省の解説HPはこちら↓

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/doukou/page23_000779.html

持続可能な開発の教育・ESDの目標でもあるわけですが、正直言って、知ってはいるがその内容にはふれてはいなかった。 環境教育を自分の仕事の中心に据えたころに、ホリステック教育という概念を知った。当時はまだまだ環境教育とホリステック教育は、一部の人は概念の重ね合わせをしていたが、明確にはリンクしていなかったように思う。 私にとっては、自然体験型環境教育とホリステック教育の重ね合わせはすんなりと理解ができた。 なので、SDGsの17の目標は、私の活動の根底とは一致している。

20年くらい昔し・・・、業界の飲み会で、とある大御所から議論をふっかけられ、「なぜ、自然体験型環境教育・自然学校に傾注しているのか、なぜ??」みたいな大きな飲みばなしになったことがあった。 私は、即座に

「世界平和のため」と応えたのだが、 それを捕えて、「世界平和ァ?!!」と周囲へ笑いの種として撒かれたことがあった。今、思うと、嘘のような本当の話なのです。その頃から考えると時代も確実に変化してきたなあと感じざらずを得ない。 そのご仁、今も我業界では超有名人ではあるのだが、そんな体験を持っているアタシは、その方を信じておらんのです・・・。

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幼稚園巡り2

2017-07-13 15:53:12 | いろいろシゴト

中国ハルピンの Time Kingdamのローリー社長との視察ツアーは、札幌市内の幼稚園も巡りました。

札幌宮ケ丘幼稚園は、自然保育の先駆的な幼稚園です。園庭には、小川や林が上手にランドスケープされており、馬も飼っています。安全に管理できる多少のリスクもある理想的なロケーションだなあ。 

自然保育はもちろんですが、一般幼稚園らしい設定保育も充実している様子でした。

水泳指導や午後には流しそうめんをしていました。 この幼稚園の特徴としては、常時、保護者の参観を開放している点にあるかと思います。今日も大勢のママたちが子どもたちの様子を見学、写メを撮っていました。

幼稚園事業は私のやりたい仕事のひとつでもあったが、もうチャンスはないかなあ・・・。

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幼稚園巡り

2017-07-12 13:39:15 | いろいろシゴト

7月10日。 定山渓にある札幌市が経営する自然の家のロッジに2泊。ここは初めて使わせて頂きましたが、キャンプフィールドとしてはいい感じでありました。 ローリー一行としては、私たちのような自然学校だけでなく、施設も巡りたいとの意向なので、ここと小樽自然の家にも宿泊予定をしています。 登別フォレスト鉱山はローリー社長はすでに体験済でした。

10日は、札幌まるやま自然学校が協働運営する円山プレイパークを午前中に見学。 公園利用の現場でした。プレイパークはもう30年以上前に東京ではじまった都市公園利用の活動ですが、全国に推進する協議ネットワークもできて、札幌でも開催場所は10以上あるようです。 まるやま自然学校でも札幌の円山公園の一角を専有利用させてもらってボランティアさんを中心に定期的に開催をしています。 札幌市主催の講習を受けたプレイリーダーという人が二人、安全管理するように補助金で配置されているようでしたが、実質は自然学校や複数のコアボランティアさんで運営されているようです。 子どもの遊びが促進できるような、道具資材が点在されており、親子ずれや学校帰りの子どもが自由に無料で参加できます。

午後には、南区にあるその名も「森の幼稚園」という私立幼稚園を訪問。 ここは、「森のようちえん」推進活動とは特につながっているわけではなく、幼稚園の名称そのものが、「森の中にあることで」森の幼稚園。 モンテッソリー教育手法がコアで様々な教具があることに感心しました。

トモエ幼稚園へも訪問。 ここはねおす創立時期と同じ頃の開演。主催活動で園全体をお借りして宿泊体験活動をしたことがありました。 園長の木村さんもお元気現役でした。開口一番、「もう幼稚園は卒業しました。今は家族のコミュニティの場です」初めてお伺いした当時も、親御さんやボランティアはウエルカムなオープンな園でしたが、すでにその域を超えています。親子で当園してくる、夕方は放課後児童保育もしている、登録園児は80名位らしいが、園児というよりも家族で登録しているような感じで、かず多くのお母さん、お父さんが来ていました。 お仕事も持ち込んで園舎でしている方もいました。 こういうコミュニティ型園を望む親はやはり昔よりは少なくなりつつあるようですが、確実に続いていました。 私にとっては理想的なコミュニティ空間なのですが、あたしには木村さんのような人徳はないからなあ・・・・創り出せないなあ。

アオダイショウを室内に入れて遊んでいる子どもたちがいた。これはちょっと疑問だったなあ・・・。 最後には小さな虫かごに押し込んでぶら下げていた。 さすがに虐待に近いと思い、「かわいそうだよ」と口出し感想をしてしまった。子どものあそびココロ自主性に任せるにしても、嫌いな人もいるのだから、自然と規制がかかる雰囲気がないのかなあ・・とも感じた。

 

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地域活動、元気いちば

2017-06-18 17:14:07 | いろいろシゴト

6月18日 地域活動 作開元気いちば。

今年第二回目。NICE外国勢も参加。地域の方々と交流を深めました。

フリーマーケットコーナーに着物が出ていたので、ばあちゃん方が、イタリア人のカテリーナに着付けをしてくれました。彼女にとって、良い思い出になったことでしょう。

この流れで、酪農家のSSKさんが、「みんなに名物のジンギスカンを食わしてやりたい」との流れになり、夕方からはSSK

さん主催のパーティとなりました。 これで滞在も半分の日程が過ぎました。



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自然学校開業研究会

2017-06-09 11:28:56 | いろいろシゴト

6月7日 北海道議会議員の広田まゆみさん(白石区)との協働で、「自然学校開業研究会」なるものを始めました。 観光アウトドア事業だけに限らず、地域課題も解決する仕掛けとしての「地域立脚型自然学校」を北海道にたくさん生み出そう、できれば、いち町村いち自然学校設立を・・を目指してゆこう。そのために地域行政である道庁も動かしたい、政策化したいとのおもいです。

第1回目の会合は18時から道議会のある委員会室をお借りして催しました。道庁職員、町村行政関係者、研究者、市民と総勢40名ほどがfacebookの呼びかけで参集してくださいました。私から、「地域立脚型の自然学校とは・・」とはいう内容で1時間ほどお話をさせて頂き、その後は質疑という2時間ほどの集まりでした。みなさんの関心の高さを感じることができ嬉しい限りでした。

アウトドアアクティビィティを提供するだけのガイド会社ではなく、地域がかかえる社会課題、例えば、児童の放課後ケア、お年寄りのコミュニティ活動、第一産業の担い手・人手不足など、そういったことに対しても社会的活動・貢献をする仕組みとしての地域立脚型の自然学校をめざしています。

次回は9月に地域型自然学校が数多くある先進地である九州からゲストをお招きして研究会を継続したいともくろんでおります。

 

 

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東アジア地球市民村

2017-05-31 13:05:55 | いろいろシゴト

東アジア地球市民村という名前のフォーラムへ5月27-29日まで参加して来ました。 このフォーラムは、NGO日中市民ネットワークがコアとなり過去3年は中国上海で開催されて来ました。私は4回目に日本で初開催された今回まで連続皆勤参加です。

中国では、環境、福祉、まちづくり系のNGO(中国人はNon-Profitable/非営利というよりも、Non-Govermental/非政府系を標榜している)が相当多く有り、活発に活動活躍しています。日頃のニュース報道からは意外と思われるかもしれませんが、いわゆる市民意識はとても高まりを見せています。(中国政府は、全ての社会問題を政府だけでは解決できない、そのままにしておいたら、現体制すら危機に陥るとは思っているようで、市民(的)活動は、政府を直接に批判するのではなければ、けっこう許しているのです・・・) 上海開催は200人以上が集まり、日本、台湾、韓国からの参加は1/4くらいでした。 日本人にもこの活動を知ってほしい、また中国人にも生身の日本を感じて欲しいということもあり、4回目にして日本開催でした。 蓋を開けるとやはりビザの取得問題やらで来場者の国籍は逆転してしまいましたが、いい交流があちらこちらでできました。

私も、アズワン@鈴鹿やいとなみ@福岡糸島などで、オルタナティブ・サスティナブルなコミュニティ活動が実際に起こって展開していることを知り、新鮮な驚きがありました。

30年前にNPO活動を私が始めたのも、大人も子供も高齢者も障害者も多様な人々が住み暮らす社会を作り出したいという大きな願い・ミッションがありました。 なかなか達成にいたらぬままに私も60歳を越えてしまいました。しかし、多様性を包摂したコミュニティが各地でトライされていることは嬉しい限りでありました。

来年は、再び上海で開催される方向になったと聞いています。大陸の人々が集まりやすい方が私もベターだと思います。 東アジアでの暮らし方をベースにおいた市民の連携連帯は、これからは必要なことだと思いますので、私の個人ミッションとしても、できることは続けてゆこうと思います。

 

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