高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ハンディキャップ・ハイキング?

2014-10-16 19:23:40 | プログラム 自然療育

 

札幌からHOP障害者生活支援センターの利用者さんが滞在中です。 一昨年から年に3回ほど1泊2日の泊まりかけで自然学校にいらっしゃっています。 今回は秋を楽しむお散歩・ミニハイキングです。 皆さんの日頃はアスファルトとコンクリートの都会生活ですから、土や緑ではなく、ビルや家々に囲まれて生活しています。 ひとりでは、あるいは友達同士だけでは、自然の中へでかけることはできません。ですから、とても楽しみにして、黒松内へ年に3回ほど泊りがけで来ています。

 昨日の方がお天気がよかったのですが、今日は雨も心配されるようなお天気でした。 でも、朝晩の冷え込みは続いているので、先週末に比べても一気に樹木が色づき始めています。 秋を楽しむ「お散歩」がメインのプログラムです。テーマは、シャケと黄葉です。まずは、室内でシャケの一生についての紙芝居を見てから、小さな川を遡っている鮭を見学に行きました。 生きて生命をまっとうしようとしているシャケ。 何か感じてくれたかな。 

そして、鮭が回帰する豊かな水を供給する森の散策。 今年はどんぐりが豊富です。 

普段の運動量が少なく、また、ハンディから足元の凸凹や傾斜に対応しにくい面もあるので、障がい者サポートが専門のNPOのスタッフと一緒に自然の中にでかけることは、私たちにとっても安心感があります。はたまた、自然の中での障がい者に対するリスクマネージメントは、私達の専門性と合わせることで、参加者にとってもより安心感を与えることが出来ると思います。


自然学校の地元活動の顧問のような存在になっている、しげさんも同行してくれました。


障がいのある人にも自然体験活動を。 

その方にあった自然の中での心地良い過ごし方を提供できるようになりたいと続けています。「北海道自然健康倶楽部事業」と名づけた活動は、精神疾患、ハンディキャップのある方々を対象にした活動です。病後療養まで、ゆくゆくは終末ケアまでできるようになりたいな。コミュニティふぁーむ事業もこの領域のシゴトと重ね合わせてゆければな、と 
I am dreaming.


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ランドスケープ

2014-09-01 16:55:02 | プログラム 自然療育

ランドスケープとまではゆかぬが、この三角広場をどのようにしてゆこうか・・・・。 どうもイメージが足りない・・・、足りない・・・・。

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詩の朗読

2014-07-22 21:28:12 | プログラム 自然療育

小雨も心配されましたが、苫小牧植苗病院プログラムへ出張。 森林療法も定着をしてきました。

ここのところは、シートを森の中へ持って行き、大地に身体を横たえる時間をとっています。 今日は、「空は父、大地は母」、アメリカインディアンの詩を朗読しましたが・・・・、蚊が気になったかな。 

もう少し、違ったパフォーマンスも欲しい。 参加する患者さんは代わりますし、一ヶ月に一回の活動ですが、実施者側としては変化も欲しい。 しかし、朗読は、それを聞くことを求めて来ている人たちではないのですから、それなりの段階を踏んで進めてゆくノウハウが必要だな・・。 スキルアップをしたい。

大きな絵本を読んだり、紙芝居などもよいかもしれない。 再び、歌もいいかもな。

(下記は、昨年のブログより)

 
植苗病院のOchanova
 月に1度開催している、植苗病院の森林療法の時間も定着してきました。 今回の参加者も20名近く。テーマは苫小牧のボランティア・エンリットのメンバーがいろいろと考案してくれて、ハ...
 

 

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植苗病院森林療法6月

2014-06-24 13:22:04 | プログラム 自然療育

 苫小牧植苗病院の森林療法時間の準備中。爽やかな初夏の木々に囲まれて過ごします。

病院の周りは散策ができる林となっています。 樹高が高く木漏れ日が入るとても心地よい森です。 ちょっとだけ歩き、皆さんと協同で木をつかってオブジャづくり。 シート広げて 呼吸に意識したリラックスタイム。 そして、帰り着て、Ochanova(お茶の場)タイムでゆっくりと「時」をみんなで過ごします。

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本日の森林療法

2014-05-20 18:31:40 | プログラム 自然療育

植苗病院で続けている森林療法(ねおす・私としては自然療育)時間と空間づくりが、やっと、「これだ!」というプログラムフローになってきました。

まだまだ樹木によっては芽吹きが進んでいませんが、遠く近くに目を向けると、産毛のある透き通た若葉が広がり始め、足元には小さな野の花が咲いています。 春を見つけながら森を歩き、 森づくりボランティアチームがつくってくれた広場にシートを広げてリラックスタイム。

今日は、背筋を伸ばして座して胸を開いて深呼吸。 鼻から喉を通って肺に入る新鮮な空気の流れをゆっくりと意識します。 大地に寝ることができる人は仰向けになり、自分の呼吸を意識しながら、耳もそばたて風の音や鳥のさえずりを感じます。 自分の感覚器官を使い、外界と自分、自然環境の中にいる「自分」を感じてもらいます。  

これができるようになるには、訓練が必要です。 訓練と言っても難しいことではありません。 呼吸をまず意識できるようになることから始まります。

その後、焚き火用の薪を作るために、森づくりチームが切っておいた枝や幹を持ち帰ります。 ここまで、30分ほど。

そして、病院の庭に広げた野外喫茶・CHANOVAで、ハーブティ、足湯手湯を楽しみゆっくりした時間を過ごします。 身体を動かしたい人にはノコギリで薪を切ってもらい、自然の枝や花を素材にしたクラフトもできるようにしておきます。 自分のペースで自分の時間を他者と関わりながらできるような、時間と空間をデザインします。

参加者は精神疾患がある方々ですが、症状は、他者(自然・まわりの環境、そして人)との関わりが上手にできなくなっている状態ですから、ゆっくりゆったりとした、それでいて、何かと繋がれるような時間と空間をご提供しています。

 

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春のホップ黒松内ツアー

2014-05-08 21:59:34 | プログラム 自然療育

昨年から定期的に交流を深めている札幌の福祉NPO、HOP障害者地域生活支援センターの利用者さん6人とスタッフ3人の合計9名の黒松内ツアーです。

今回は、黒松内にある社会福祉法人つくし園の成人寮とグループホームやいろいろな作業所の見学をしました。事務長の上田さん自らがあちらこちらをご案内してくださいました。 

 花の幼葉の定植作業

 

クリーニング店や活版印刷所

お豆腐工場

ホップの皆さんも普段は、リサイクル、ヘルパー補助など仕事をしていますが、自分の仕事場以外を見学することはないので、いろいろな作業現場を興味深く見ていました。 

 カタクリの群落地で春のお散歩。 

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グレードアップしたし。

2014-04-28 19:39:31 | プログラム 自然療育

(昨年の今頃ブログから)

昨年の今頃は、天使女子大の食育サークルを受け入れてました。グループの中核のKNちゃんは大学を休学して島根に行ってしまった・・・。 我地では引き止められなかった・・・・。

なぜ・・?? いろいろ 反省しているアタシです。そして、アタシひとりじゃあできないと、改心しているところです。

今年は、里地里山資本主義を目指して、ちょっとは真面目に「土地」と付き合おうと思っています。

食育、料理、作物づくりに関心のある若者がやってきてくれるような、コミュニティふぁーむを3年かけて、少しずつ進めたいです。

 
山菜うどん、肉まん
 調理教室になっています。 午後には近所の三浦の爺ちゃんに登場、ご指導を願い、ビートを使ってシロップづくりです。 ...
 

 

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婆ちゃんと記念撮影

2014-04-27 07:20:03 | プログラム 自然療育

里地里山保全・コミュニティふぁーむの勉強会。 三木師匠をお招きして3つの農場(渡辺ハル農場、自然学校やんちゃっ子農園、上湧別農場)と精二郎の森をフィールドワークしました。

Nばあちゃんは、上湧別でソバを植えようとしている圃場の前の農家です。今はご高齢で家の周りだけで菜園をやっていますが、私達の来訪を「にぎやかになっていい」と歓迎してくれています。

そばの花が咲いたら 外でそば茶屋をやりたいなと思います。

 

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森林療法

2014-04-21 20:32:37 | プログラム 自然療育

月例の苫小牧植苗病院への出張自然療育活動(病院では森林療法時間)に春の一日でかけて来ました。 実は私にとってもリラックスできるとてもいい時間となっています。 病院林に苫小牧コモンズや札幌ウッディズという森づくりNPOが広場や広めの道をつけてくれたので、とても使いやすくなりました。

12時から準備を始めていると、1時前後から小さな焚き火台を囲みに患者さんが来ます。14時から1時間が療法時間です。 30分ほど森の小径で過ごします。 フキノトウの雌花やお花、フッキソウやナニワズを見比べたり、簡単な森林気功をして大地に横になりリラックス、最後には大きな声をお腹から出してストレス開放。


一回りしてくるとOCHANOVAでひと時を楽しみます。 焚き火の火を見つめて薪をくべてみる、ハーブやおしるこを飲み、手浴、焚き火用の薪をノコギリで切り、太鼓や打楽器を鳴らしてみる・・・。思い思いに過ごします。 普段は病棟生活なので、たくさんの人と同じ時間を過ごすことが少なくなっているみなさんです。


大気に吸い、陽光を浴び、適度な距離感のコミュニケーションをとる時間・・・・。

時間管理やリスクマネージメントには気は使いますが、私もご一緒にとてもいい時間を過ごさせてもらっています。

月に一回実施しています。

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北海道自然健康倶楽部

2014-03-21 15:49:22 | プログラム 自然療育
 
北海道自然健康倶楽部
自然療育活動に使う野外道具を積んだワゴン車、ネイチャーワゴンです。 大きなステッカーも作りましたが、もう少し暖かくなった方が、粘着性が良くなるので、貼り付けるのは後日です。...
 

昨年から開始した北海道自然健康倶楽部事業・ネイチャーワゴン3G活動は、植苗病院での森林療法を月に一回のペースで続けてきました。 自然学校で夏の間、4回ほど開催した「げんき市場」の活動では地域のお年寄りが毎回参加してくれる定期活動となり、経験は積むことができましたが、青空喫茶を開けるOCHANOVA道具(テントタープや椅子、テーブル、焚火台、お茶道具など)を積んだネイチャーワゴン3Gの活躍はまだまだ広がりをつくれませんでした。

新年度からは、自然・健康のキーワードをより実践的に、この機動力を使って目に見える活動を増やしてゆきたいと思います。 

コミュニティファームづくりもこの理念に合わせて試行錯誤を続けていきます。

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