体験を学びとして定着させるためには、ふりかえりが重要です。起こったこと体験したことをしっかりと「ふりかえる」のですが、これには、コンテンツのふりかえりとプロセスのふりかえりの2つがあります。 コンテンツのふりかえりは、起こったこと体験したことのふりかえりです。「みんなでカヌーに乗って楽しかった」これは典型的なコンテンツだけのふりかえりです。小学生の作文は往々にしてこうなりがちです。 それに対して、どうして、なぜ楽しかったのかまでをふりかえるのが「プロセスのふりかえり」といいます。 このプロセスのふりかえりは、体験学習ではとても大切なことです。
さて、この夏の長期村の私が責任ディレクターとして、2泊3日でチャレンジしたカヌー川下り活動で、河口で陸にあがる最終シーンでちょっとしたアクシデントがありました。 私はサポートカヌーでひとり操舵し、子どもたちは2艇のダッキーボートにスタッフ2人を分乗させ操舵していました。 下流域のあまり流れのない大河部分で体力のない小さな小学生3人だけ乗った艇を他の大きい子どもとスタッフが牽引するという方法が取られました。 そして、私の注意が足りなかったのですが、そのまま2艇は別れて海へ向かう河口部分に突入してしまいました。 気づいた時は子ども艇は、本流の流れに乗せられて、下手をするとそのまま沖まで流されてしまうという危機的状況に陥りました。
私は慌てて川に飛び込んで流されつつある艇に泳ぎ着き、艇上の子ども達に、「脚、脚!!俺のアシを船の上にもちあげろぉ~~!!」「泣くなあ、JTRO!!!、こげぇ~!!!」と叱咤激励というよりも、恫喝して・・・、私の身体を船の上に引っ張り上げさせ、なんとか操舵して岸に寄せることができました。 ちょっとの時間差があれば、沖に流されてしまったもしれませんでした。 その時の体験を さるきちくんが ふりかえりました。 これはまさしく「プロセスのふりかえり」でした。
”ぼくはそうなんちょくぜん?で海まで3mくらいだった。全身がしびれていたけれど たつみ(スタッフの名前)が言っていた「自分がつらい時はみんなつらい」という言葉を思いだして目になみだがたまっていたけれどがんばってパドルをうごかしてやときしについた時はないていました。でもこのけいけんをしておとなが話している時にめんどくさいと思う時があるけれど、おとなが言っている事はデタラメじゃないという事がわかりました。さるきち”
こういうふりかえりを書いてくれるのは、みじかで一緒に過ごしたおとなとして、嬉しいし、私らにとっても活動をする励みになりますな。 まあ、事故にならなくてよかったけれど。 私も危機管理能力体力の82%くらいは出力した経験となったあ・・・・。