沖縄基地問題に明確に反対する新沖縄知事が決まった。 これに応援する署名を求められた・・。 もちろん、沖縄から基地をなくすということには、私も同意はするのだが、現実問題としては、いち国民としても覚悟するような一筆であると思う。どこどこの海浜を美化する、河川改修に反対の異議を唱えるとは、次元が異なる・・。
米軍の基地問題は、日米地位協定問題を抜きにしては解決しない・・。 極端に言えば、米軍・アメリカが軍事的にこうしたいということには、日本は抗えない。 オスプレイの配備にしても、飛行ルートにしても・・・。 進駐された状態が戦後もそのまま続いているようなもんであり、韓国、フィリピンの駐留が縮小された今、アメリカの国際軍事戦略上かけがえのない地勢に日本はある。 基地問題においては、沖縄だけの問題ではないのだ。
一説には 日米地位協定は憲法より上位な法制らしい・・・。
アメリカの傘下から離脱するのは容易なことではない。通商まで関わる重大な国策なのだ。原発にしろ、研究開発は日本に技術・資金も日本が担いながら、アメリカのために膨大なプルトニウム保有国であり続けていることが求められている・・。 基地問題撤去は アメリカとの決別を覚悟して、反対せねばならぬことなのだ。
で、あっても 私は 反対だ。
署名文言は下記のとおり。
********************
"今回の知事選挙は、沖縄県民の基地問題に対する意志をはっきりと示しました:沖縄は、これ以上米軍基地を受け入れない、と宣言したのです。
私たちは「基地のない沖縄」を目指す玉城知事、そして沖縄県民を支援します。そしてその第一歩として、日本政府に一日も早く玉城知事と会談し、辺野古基地だけでなく、沖縄の基地問題全体について一から協議するよう求めます。
直近の世論調査でも、日本国民の6割が、これまでの安倍内閣の辺野古移設に対する姿勢を評価しないと言っています。今まで民意を無視してきた政府には、ここで沖縄県民の声に真摯に耳を傾け、辺野古移設を見直す義務があります。
日本の一市民として、沖縄に真の平和をもたらす新しい時代が到来することを心から望みます。"