晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

衣替え 6/23

2009-06-23 | 日記・エッセイ・コラム

2009.6.23(火)曇、晴れ

 2、3日暑い日が続いて、さすがに衣替えをする。京都にいるときはゴールデンウィークにしていたので、一月半ほど遅い。布団も毛布を除いて冬のままでこれも衣替えをする。今日の讀賣新聞の編集手帳に「ただいまから新婦は衣替えをします」と司会者が述べた話が載っていた。お色直しと間違ったというお話だ。分かっていても言ってしまいそうだ。衣替えをするたびに思うのだが、如何に着ない服が沢山あるかということだ。毎年衣装ケースとタンスの間を往復するだけで袖を通されない服である。最も多いのはパジャマで、夏のパジャマだけで八着ぐらいある。実際に使うのは二着ぐらいで残りはタンスの肥やしとなっている。どれもゴムが伸びたり、ボタンが取れたりしておりついついそうなっているのだが、捨てるのはもったいない。それと冬の下着である。昔のらくだではないけれどアクリルかなんかで分厚いやつ、使ってたころはこんな軽くて暖かい下着はないなあと重宝していたのだが、今ではもっと薄くて軽い下着が主流となっている。ところがこれも捨てられないのだ。山仕事の時なんかに着ていこうと思うのだが着ていった試しはない。昔なら着たおしてやがてぞうきんなどになったりして有効に使われていたのだが、今ではウェスぐらいにしかならない。
 勤め人の時は沢山の衣装を買って、捨てないものだからずいぶん衣装持ちなんだが、実は一生これでまかなえるかなと思っている。流行を追ったりしない限り破けたり小さくなったりということは無さそうだからである。下着類は薄くなって取り替えなければならないようだが、靴下もゴムの緩いのさえ我慢すればとことん使える。というわけでじょんのび村に来て以来、衣装だけは買ったことがない。夏用のシャツだけはかみさんが見かねて数枚買ってきたがこれがとんでもない安物で、洗濯のたびに裾が上がってきて、ついにはタンクトップになってしまうのだ。かんべんしてよん。
 先日からの獣害に備えるため本格的な柵を作ろうとしていたら、朝日新聞さんが取材に来られてなにもできなくなった。まっいいか。

【作業日誌 6/23】
衣替え
小掃除(大掃除の反対)
夏野菜仮のネット掛け

今日のじょん:シャンプーして貰ってご機嫌さんのじょん君、夕の散歩で半月振りにマーブルに逢う。両者とも大喜びで、帰ってからもテンションの高いこと。やっぱお友達が居るということは大切なことなんだ。Img_2518

マーブルに逢えなくて沈みがちだった頃。

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獣害 6/22

2009-06-23 | 日記・エッセイ・コラム

2009.6.22(月)雨

 遅まきながらの梅雨の雨が降り始めた。雷がガンガン鳴ってバケツをひっくり返したような雨が降る。ゲリラ豪雨は温暖化のせいだなんて報道がなされているが、いわゆる男性的な梅雨というのはこのようなものなのではないか。何時の世だって土砂崩れだ決壊だなんてニュースはあったものだ。悲しいことだけど昨日今日に始まったことではない、日本という地形、気象状況はそのようなものなんだ。ことさら温暖化のせいにするのはいかがなものだろうか。
 ほたる祭の準備なんかで地元の人の集まりに行き、皆さんの話に聞き耳を立てていると獣害の話が良く出ている。店での話題も獣害の話題が多い。専業の農家でなくて楽しみで自家用の野菜を作っている人でも獣害の問題は頭の痛いことのようだ。
私が田舎で暮らしている頃、4,50年前にはそういう心配は無かった。ヌートリアやアナグマなんて動物は村にいなかったし、イノシシが山の奥にいたぐらいだった。猟師に撃たれて担ぎ下ろされたイノシシを一度目にしただけである。もちろん村でそれらの害があるということはなかった。今、じょんのび村の周りにはイノシシ、シカ、サル、アナグマ、ヌートリア、アライグマ、タヌキ、キツネ、クマ、野ウサギ、イタチ、テンなど様々な動物がいて、作物を荒らしている。なぜ村はこういう風になったかいろいろいわれている。山が荒廃して林が里に近づいてきたから、杉や檜ばかり植林して動物の食べ物である広葉樹の実が少なくなったからなど様々な意見がある。単一の理由ではなく複合的な原因があるのだろうが、そこのところを解明しないと解決策は見つからない。安易な補助金政策だけでは解決しないことは明白である。
 さてミクロな話になるが我がじょんのびファームでは、初の獣害が出た。昨日のことトマト、ナス、キュウリが何者かによってもがれたのだ。トマトには歯形がキュウリには爪痕が残っており確定はできないが、最近付近に出没しているアナグマではないかと思われる。この一年の間にシシトウ、鷹の爪、青シソ、赤シソ、アスパラガス、ネギ、ニンニク、ワケギ、エンドウ豆、大根、人参、カブラ、ラッキョウ、生姜、茗荷と育ててきたが、獣害は初めてである。そのため畑は完全に無防備で近所では珍しいぐらいである。Img_2525
無惨に食い荒らされた野菜には歯形や爪痕が残っている。

 イノシシ、シカ、サル、野ウサギ、イタチ、アナグマそして犬、猫は目撃されており、犯人はこの中にいそうだ。獣害はその実害よりも精神的落胆が大きい。とにかくがっくり来るのだ。落胆度合いはその野菜に対する手のかけように比例する。種や苗から育てて、花が咲き小さな実ができて、我が子を育てるように手を掛けて、一瞬に無惨に荒らされたら、そしてその犯人がわからず、仇もとれないとしたらこれほど情けないものもない。

【作業日誌 6/22】
エンドウ豆最終収穫&あとかたずけ
トマト、キュウリ支柱立て
畑草引き
芝生広場肥料撒き(B地区茶色部分)

今日のじょん:じょんもおとうも雨の散歩に嫌々出かける。ところがいつものように府道を行かない、森井さんのところからじょんのび谷(本当の名前は鎌谷という)の方にぐいぐい引っ張る。「おいっどこいくねん」とリードを引っ張ると、振り向いて訴えるような目をする。じょんの思うところに行ってやれとついていくとくんくん臭ぎながら木小屋の上の広場にゆく。イノシシのミミズを掘った跡がある。そして私が張ったネットのところに行く。そしてたどり着いたところはネットの下に何者かが通った跡がある。じょんはこれを知らせるために連れて行ったのだろうか。いやあ賢いなあ。

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