2011.2.9(水)曇、雨
昨日辺りから暖かく、雨も降り出して雪解けに拍車がかかってきた。春まで残るかもなんて大げさに考えていたのが、こうもあっけなく解けるとは、今までおとなしくしていた地球温暖化論者がまたうるさくなりそうだ。
とは言っても畑や田んぼなどは真っ白でまだまだ残雪が残っている。綾部にはほとんど無くて、口上林、中上林と白さが目立つ。これは降雪量の多さにもよるが、日照時間や気温差も関係しているのだろう。
「雪はいらわな解けへんで」とこの辺では言われる。そのとおり一度かいたところや踏んだところは早く解ける。田んぼや畑にいつまでも残っているのはそのためである。ではなぜ触った雪は早く解けるのだろう。なかなか答は得られない、私の考えは次のとおりである。
今年のように気温が低い場合雪は結晶のまま降ってきて、ふわっと積もる。これを踏んだりかいたりすると結晶が壊れて結合する。ということは結晶中、或いは結晶間の空気が無くなるということだ。空気は最大の断熱材だから、結晶のまま残っている場合は熱伝導率が低い。結晶が壊れている場合は熱伝導率が高くて早く解ける。
ということではなかろうか。気象学専攻の私としてはこう結論づけたのだが、、、。
それにしてもあれほど待ちこがれた雪解けなのに妙に憂鬱だ。雪はあらゆる汚いもの、醜いものを全て覆い隠してしまう。そしてそれらは少しずつ、隠れる前より汚く醜くなって現れるのだ。最も気になるのが犬や獣の糞、獣はともかく犬の糞を拾う習慣は上林にはない。しかも都会と違ってこのうんPはどこの犬、あのうんPはどこの犬と落とし主が特定できるのだ。これが雪解けと同時にわんさか出てくるのでうんざりする。
つぎに憂鬱なのが庭木やガーデニングのグッズが折れて傷んで現れてくることだ。これを元通りにするには相当苦労する。その上雪の下でも雑草だけは元気に生き延びていることだ。草木が元気になる前にこいつらを駆除しなければならない。
そして雪で壊れた椎茸小屋の修復、昨年切り倒した薪の搬出など雪解けとともに多くの作業が始まる。それともう一つ気になるのが薪の需要だ。冬の厳しさに比例して薪の使用量が増えている。4月中旬まではいけるだろうと思っていたのが、このままだと3月中旬で無くなりそうだ。てなわけで薪割りも必須になってきた。
積雪で屋根部分が壊れてしまった椎茸小屋。
【作業日誌 2/9】
ガーデンシェッドドア作製、ドア枠塗装、飾り窓の枠作製
今日のじょん:先日まで朝の積雪はカチンカチンで、どこでも行けるのが気に入っていたみたいだけど、ここんところの高温でぐずぐずのザラメ雪となって、大変な様子。一歩ごとに身体が沈むので、おしっこうんPもぽんぽこぽんも苦労してるみたい。