2013.3.6(水)快晴
えらい早く春が来た、しかもこの暖かさが数日続くとのこと。といっても放射冷却で朝の寒さは一級品で外の水道は凍って出ない。デッキの上も霜でまっ白、でも気温はぐんぐん上がってくる。
こうなるとなんかしなくてはという気になり、とりあえずウッドデッキの床張りの仕上げをする。とりあえず60枚張り終えて、階段の作業にかかる。
それにしても気になるのはシデ山の状況である。奥上林に行くたびに見上げるのはシデ山、鳥垣林道である。とにかく北向きの斜面なので君尾山方面がすっかり雪解けしていても、いつまでも白い。4日に草壁に所用があったので、庄の辺りから見上げたが、やっぱり林道は上がれそうにない。
3日長野から、4日庄から。
そんなに山に行きたいのかって、、、、そうじゃなくて薪拾いに行きたいわけ。山の作業は暑くなったらつらいので今のうちに済ましたいわけだ。
そんな時、以前にシデ山を紹介した写真家のIさん一行が来じょん。何でもシデ山に登ってきたということである。車はともかく、歩いてなら行けるだろうと思っていたが、何とやすみとから上は雪山で、深いところは2,30cmだとのこと。今更ながら奥上林の山の厳しさを思わせる。ゴールデンウィークでも老富の山なんぞ雪が残ってるもんなあ。
それにしても北海道の山々など写真を撮りながら登っておられるIさんが、「シデの山はいいですねえ、また来ますよ、夏の渓谷もいいでしょうねえ」とすっかり気に入ってくれたのが嬉しい。桜井さんが聞いたら泣いて喜びそうなシーンである。
私自身も紹介して良かった、もっと多くの人に知ってもらって登ってもらいたいと思うのである。もうすぐ立派なパンフレットができる、みとに大きな看板もできる、早く雪が解けないかなあ。
さて、鳥垣の坂尾呂神社には盃状穴の調査に行きたいと思っているところだが未だ行けないでいる。ところが3日(日曜日)に薪を戴きに坂尾呂神社の下のところに行った時に妙なものを見つけた。
昨年2月11日の写真、左下の雪の丘が坂尾呂の里(馬場先、坂尾呂神社の参道)、右上の山の白いところが鳥垣林道。(綾部温泉下から)
鉄滓ではないかと持ち帰ったのだが、よく庭石なんかにある軽石状の石かもしれない。疑心暗鬼で観察するに、どうも鉄滓のようだ。弱い磁性もあり、従来念道周辺や清水たたら跡で採取している鉄滓とは形状が違う。詳細については別項で述べたいと思うが、これがもし鉄滓だとしたら実は大発見になる。 清水鋳物師の鉄滓は近世のもので出所がはっきりしているが、畑口川清水上流、上林川畑口川出合以奥、上林川支流で発見されると清水鋳物師以外の生産ということになるからだ。
いよいよ春のシデ山行きが楽しみになってきたぞ。
【作業日誌 3/6】
ウッドデッキ床張り、階段作り
ジャガイモ植え付け準備、タマネギ追肥
【今日のじょん】:デッキ、霜が降りていても平気で登れるのだワン。足跡がカワイイでしょ。
【晴徨雨読】163日目(2007.3.6)徳之島滞在
徳之島には風葬の跡が沖縄以上に残っている。墓制は沖縄とは随分違うのだが、葬制は同様でむしろこちらが本家なのではないだろうか。
犬の門蓋(いんのじょうふた)は自然の作った素晴らしい光景だが、昔野犬を海に捨てたという話はどうも信じられない。なにか他の意味があるのではないかと調べているが、今のところ解らない。門をジョウというのは沖縄、奄美地方の方言である。