2013.3.14(木)雪
米さんが預かっているというわたしの当時の手紙類数十通を処分してくれるよう頼んだのは、きっとその内容が近代アルピニズムの押しつけではないだろうかと思うからである。もちろんスポーツとしての近代アルピニズムに傾倒していたし、山に対する姿勢は真摯なものであったのだが、精神的にも技術的にもあまりにも弱かったことが米さんに対して済まなかったと思うのである。そんなことは言わずに、「恥多い人生を送ってきたので他人様に公表できるようなものではないので処分してください」と書き留めた。
鎮魂の意味で、若き日の米さんとのことを書いてきたが、実はわたしは霊魂というものもあの世というものも信じてはいない。ご遺族や周囲の方々には大変心苦しいのだが、人が人たる所以はすべて大脳のなせることであって、大脳の機能が止まったとき人としての総てが終わってしまうのだと思っている。
そういう意味で鎮魂と言っても、それは米さんに届くものではなくご遺族と私自身のために発せられたものなのだろう。
昨年米さんに書いた手紙に、「泊まりがけで綾部に来て下さい」と書いた。その時に鳥垣渓谷の遡行図作成の件と上林のいくつかの岩峰にザイルを伸ばしたい件、そしてわたしの古代上林の研究について意見を聞きたい旨伝えるつもりであった。それらは米さんでないと駄目なんだ。
若い頃と違って片意地張らない山登りができるだろうと楽しみにしていた。
遅かれ早かれいずれ逝くのだが、ちょっと早すぎないかい。わたしは悲しい。
【作業日誌 3/14】
ウッドデッキ階段設置、もう一息。
ペン立て付名刺入れ完成、ウッドデッキの階段の木っ端利用。
薪割り
【晴徨雨読】171日目(2007.3.14)都井岬~えびの高原
車で移動していると距離は稼げるが、点から点の移動となる。その道中のものを見ないからだ。だから新しい発見が無い、ガイドブックかなんかで目的とした所へいくだけなので面白くない。それでも目的外のものを見つける能力は高まっており、いろんなものを見つけている。
昼食時見つけた円月島もどき、右は都井岬のトーチカ跡。最高の発見は新湯、明日訪問。
【今日のじょん】:これ一昨日(12日)の写真だけど面白いでしょ、影のところだけ霜が残ってるのって。特に植木鉢台がそのまま白く残っているのは面白い、なに?じょんとどうカンケーあんのかって、、、、、。左の方でおしっこしてるでしょ、最近あの場所に凝ってるみたい。