晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

米さんのこと 笠置ボルダリング 3/11

2013-03-11 | 日記・エッセイ・コラム

2013.3.11(月)晴れ

 もう30年ぐらい前のことになるのだろうか、フリークライミングがもてはやされボルダリングなんてのも日本に入ってきた。フリークライミングなんて実は当たり前のことなんだけど、人工登攀がカッコイイと思っていたわたしたちオールドクライマーには画期的なことであった。ボルダリングもフリークライミングの一種なんだが、ロッククライミングに付きものの重苦しさのようなものが無くて、これだっという感じがした。
 岡山の王子が岳や六甲の北山公園などのボルダリングエリアに通ったものだが、米さんもわたしもボルダリングはあわなかった。バランスには自信があったけれど、器械体操的な身体の柔軟性と筋力それにアクロバチックなクライミングをするセンスが無かった。
 岩登りや山登りを止めてしまって随分たってからボルダリングのガイドブックを書店でのぞき見る。そこに関西のボルダリングエリアとして笠置の紹介がしてあるのを見てびっくりした。
 乙訓労山の開拓という風に書いてあるが、実はわたしと米さんの二人で毎週かよって岩に名前をつけたり、ルートを作ったりしたのだ。それをわたしの所属していた乙訓労山の登攀者向け会報「ドーリー」に記載していたので乙訓労山の開拓ということになったのだろう。実質はわたしと米さんの二人でやっていて、労山の人とは焼き肉パーティを開いたぐらいだ。
 大ハング岩、おむすび岩、ゾウ岩、ハーフムーン、大スラブ岩、巴岩などはわたしたちが命名したものである。トランキライザーなんてルート名もそうである。
 開拓はしたし、命名もしたが技術的には稚拙なものであった。あのクラックが登れればいいな、あのスラブが登れればいいななんて考えていたばかりである。でも二人で初めて目をつけて、通ったんだよって声を大にして言いたい。チンネだって屏風だって開拓時の登攀ってそんなもんだろうから。でも、今となったら米さんチムニーとか米さんカンテなんて名前残しとけばよかったなあと思うのである。

 【晴徨雨読】168日目(2007.3.11)都城~宮崎市
 天気はうってかわって快晴となったが、やたらと寒い。長い旅の間には強烈な印象のある日とそうでない日がある。この日はそうでない日で資料館や博物館に立ち寄ったが、特別印象に残るような事はなかった。各地でのミュージアムの入場料はかなりの負担になったが、宮崎県はどこも無料だった。数百円の入場料をとるよりも多くの入館者がある方が値打ちがあると思う。現在はどうなんだろう。Img_3149

 


宮崎歴史文化館は蓮ヶ池横穴群の中にあり、広大な面積に多くの遺跡がある。

 【今日のじょん】:ワンワン運動会の日が近づいてくるが、じょんの体調を心配している。例年3月が鬼門だからだ。フードを替えて吐くことは少なくなったのだが、3月に入って少し吐いた。P1040040

 

バラマキは民主党だけで良いで。

  

コメント
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