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中国人観光客が日本のお寺で感激=「他人にこんなに信用されるのは、どれくらいぶりだろう」―中国ネット

2014年03月05日 07時43分48秒 | 海外情報
2014年3月3日、昨年夏に夫婦で京都を旅行した中国人観光客が、京都の醍醐寺での体験談をブログにつづった。以下はその概要。

醍醐寺の三宝院を拝観するのには600円かかったが、友人の強い勧めもあり、中に入った。きれいに掃除された長い廊下を歩いていくと、池や小さな橋のある日本式の庭が姿を現した。庭園は非常に美しく、聞けば豊臣秀吉が自ら設計したものだという。

大広間のふすまに描かれていた絵もとても素晴らしかったが、残念ながら撮影禁止だった。私の脳裏には、以前見た「大奥」や「徳川家康」などの日本の大河ドラマの光景が浮かんだ。拝観者は多かったが、とても静かで、私たちはただただその美しさに驚いていた。

醍醐寺ではとても親切な日本人に出会った。売店の販売員をしていた中年の女性だ。私たちは当時、大きめのスーツケースを持っていたのだが、駅でコインロッカーが見つからず、そのまま醍醐寺に来ていた。

女性に、「近くにコインロッカーはありませんか」と尋ねると、彼女は「ない」と答えた。しかし、彼女は荷物を預かってくれると言った。しかも、預かり証まで渡してくれたのだ。私たちはとても感激した。

見ず知らずの人にこんなにも信用されるのは、どれくらいぶりだろう。彼女は中に何が入っているのかも聞かなかった。もし、私たちが詐欺師で、荷物が盗られたと難癖をつけたらどうするつもりだったのだろうか。

私は思わず、中国の路上で倒れた老人を助ける際にも、よく考えてから行動を起こさなければならないことを思い出した(助け起こすと犯人扱いされ、治療費などを請求されることがある)。このような見ず知らずの人に援助の手を差し伸べてくれる優しさと純朴さに、私は感動した。

こうして私たちは京都を離れた。さようなら、美しいお寺や自然たち。また来る機会があることを祈っています。(翻訳・編集/北田)