みなさんが、自分の老後について不安に思っていることは何ですか? たとえば、「年金」など、高齢化社会の日本では不安に思うことのひとつですよね。
Yahoo!意識調査では、現在「日本の年金制度を信頼していますか?」という調査が行われており、「信頼していない」という回答が54.7%(3月24日現在)という結果になっています。やはり年金について不安に思っている人は多いようです。
しかし、不安に感じているものの、実際に自分が年金をいくらぐらいもらえるのかは把握していない人も多いでしょう。今回は、この「自分がもらえるであろう年金の額」を知る方法を、年金の専門家に聞いてみました。
■50歳未満は「ねんきんネット」で簡単に試算できる!
――「自分が将来いくらぐらいの年金をもらえるのか」を知る方法はありますか?
一番簡単な方法は、日本年金機構のWebページで利用できる「ねんきんネット」です。
【ねんきんネット】http://www.nenkin.go.jp/n/www/n_net/index.jsp
――それはどういうものでしょうか?
ねんきんネットに申し込んで、IDを取得すると、登録されている年金記録情報を基に、将来自分がもらえる年金の試算ができます。退職する時期や追納、免除の期間などもすべて加味された結果を試算することができますし、定年前に退職した場合、受給開始年齢を繰り上げる場合など、数パターンの試算結果を簡単な入力だけで出すことができます。
――数パターンの試算が簡単にできるのは助かりますね。
もっとも手軽な試算方法だと思います。ほかには、日本年金機構が1年に1度送っている「ねんきん定期便」というはがきがありますね。このはがきには、
・年金加入期間
・これまでの加入実績に応じた年金額
・これまでの保険料納付額と最近の月別状況
が記載されています。これでその時点での年金額を知ることができます。50歳未満の方が、自分が将来どれくらい年金をもらえるか知ることができるのは、この2つですね。ほかにも、ねんきんダイヤルから申し込んだり、年金事務所に来訪したりしての試算はありますが、これらは50歳以上が対象になっています。
■仕事をやめた後に結婚をした女性は、記録が正しいかチェック!
――その他に、気を付けないといけないことはありますか?
気を付けないといけないのが、年金記録に「漏れ」や「誤り」があるかもしれないということです。たとえば、年金手帳が複数ある場合。現在は生涯の年金記録をひとつの年金番号でまとめて管理することになっていますが、平成9年1月より前は、転職などで複数の年金手帳が発行されることがありました。また、平成9年1月以降でも、手続きの不備などで手帳が複数発行されてしまうことがあり、「漏れ」や「誤り」が発生している可能性があります。
――ひとつに統合していない人はちゃんと手続きをしておかないといけませんね。
また、女性の場合気を付けたいのが、退職後に結婚して名字が変わった場合です。この場合でも、旧姓の年金番号が統合されていないケースがまれにあります。
――なるほど、結婚して名字が変わった人は、一度チェックしておくとよさそうですね。
そうですね。もし誤りなどがあった場合、正しい金額が支給されなくなったりするので、面倒でも確認しておくといいでしょう。
将来支給される年金の金額を知るのは、かなり簡単なようです。恥ずかしながら筆者は知りませんでした。どれくらい支給されるのかまったく知らないという人は、一度ねんきんネットで確認してみるといいかもしれませんね。
(貫井康徳@dcp)
Yahoo!意識調査では、現在「日本の年金制度を信頼していますか?」という調査が行われており、「信頼していない」という回答が54.7%(3月24日現在)という結果になっています。やはり年金について不安に思っている人は多いようです。
しかし、不安に感じているものの、実際に自分が年金をいくらぐらいもらえるのかは把握していない人も多いでしょう。今回は、この「自分がもらえるであろう年金の額」を知る方法を、年金の専門家に聞いてみました。
■50歳未満は「ねんきんネット」で簡単に試算できる!
――「自分が将来いくらぐらいの年金をもらえるのか」を知る方法はありますか?
一番簡単な方法は、日本年金機構のWebページで利用できる「ねんきんネット」です。
【ねんきんネット】http://www.nenkin.go.jp/n/www/n_net/index.jsp
――それはどういうものでしょうか?
ねんきんネットに申し込んで、IDを取得すると、登録されている年金記録情報を基に、将来自分がもらえる年金の試算ができます。退職する時期や追納、免除の期間などもすべて加味された結果を試算することができますし、定年前に退職した場合、受給開始年齢を繰り上げる場合など、数パターンの試算結果を簡単な入力だけで出すことができます。
――数パターンの試算が簡単にできるのは助かりますね。
もっとも手軽な試算方法だと思います。ほかには、日本年金機構が1年に1度送っている「ねんきん定期便」というはがきがありますね。このはがきには、
・年金加入期間
・これまでの加入実績に応じた年金額
・これまでの保険料納付額と最近の月別状況
が記載されています。これでその時点での年金額を知ることができます。50歳未満の方が、自分が将来どれくらい年金をもらえるか知ることができるのは、この2つですね。ほかにも、ねんきんダイヤルから申し込んだり、年金事務所に来訪したりしての試算はありますが、これらは50歳以上が対象になっています。
■仕事をやめた後に結婚をした女性は、記録が正しいかチェック!
――その他に、気を付けないといけないことはありますか?
気を付けないといけないのが、年金記録に「漏れ」や「誤り」があるかもしれないということです。たとえば、年金手帳が複数ある場合。現在は生涯の年金記録をひとつの年金番号でまとめて管理することになっていますが、平成9年1月より前は、転職などで複数の年金手帳が発行されることがありました。また、平成9年1月以降でも、手続きの不備などで手帳が複数発行されてしまうことがあり、「漏れ」や「誤り」が発生している可能性があります。
――ひとつに統合していない人はちゃんと手続きをしておかないといけませんね。
また、女性の場合気を付けたいのが、退職後に結婚して名字が変わった場合です。この場合でも、旧姓の年金番号が統合されていないケースがまれにあります。
――なるほど、結婚して名字が変わった人は、一度チェックしておくとよさそうですね。
そうですね。もし誤りなどがあった場合、正しい金額が支給されなくなったりするので、面倒でも確認しておくといいでしょう。
将来支給される年金の金額を知るのは、かなり簡単なようです。恥ずかしながら筆者は知りませんでした。どれくらい支給されるのかまったく知らないという人は、一度ねんきんネットで確認してみるといいかもしれませんね。
(貫井康徳@dcp)