米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、複数の死亡事故の原因となった可能性のある不具合をおよそ10年間放置していた疑惑が浮上し、米下院エネルギー・商業委員会は10日、調査に着手した。
同委は2010年、トヨタ自動車による大規模リコール(回収・無償修理)問題を真っ先に追及した。GMは、リコール問題への対応の遅れで信頼を失ったトヨタの二の舞いを避けるため、大物弁護士を雇って内部調査を始めるなど、既に対策に躍起だ。
問題となっているのは、鍵を回してエンジンを始動する点火スイッチ。走行中にスイッチが切れてエンジンが停止し、エアバッグが作動しない恐れがある。これに関連して31件の事故が報告されており、計13人が死亡。今年2月、02~07年に生産された計162万台のリコールを発表した。
同委は2010年、トヨタ自動車による大規模リコール(回収・無償修理)問題を真っ先に追及した。GMは、リコール問題への対応の遅れで信頼を失ったトヨタの二の舞いを避けるため、大物弁護士を雇って内部調査を始めるなど、既に対策に躍起だ。
問題となっているのは、鍵を回してエンジンを始動する点火スイッチ。走行中にスイッチが切れてエンジンが停止し、エアバッグが作動しない恐れがある。これに関連して31件の事故が報告されており、計13人が死亡。今年2月、02~07年に生産された計162万台のリコールを発表した。