厚生労働省のエイズ動向委員会は28日、昨年新たに報告されたエイズウイルス(HIV)感染者と患者は過去2番目に多い計1546人(速報値)だったと発表した。保健所などでの検査件数は前年より5165件多い13万6400件で、昨年11月に検査目的の献血による感染が見つかったことをきっかけに、受ける人が増えたためとみられる。
感染者数と患者数は2007年以降、年1500人前後と横ばいで推移している。昨年の新たな感染者は前年より75人多い1077人、症状が出て初めて感染が分かった患者は22人多い469人。感染経路は同性間の性的接触が7割を占め、20~30代が6割いた。
HIV検査は保健所で匿名、無料で受けられる。昨年11月末、検査目的で献血された血液の輸血を受けた患者の感染が発覚し、厚労省などは保健所で検査を受けるよう改めて呼びかけていた。12月の検査数は1万8500件にのぼり、前月の1・5倍になった。
感染者数と患者数は2007年以降、年1500人前後と横ばいで推移している。昨年の新たな感染者は前年より75人多い1077人、症状が出て初めて感染が分かった患者は22人多い469人。感染経路は同性間の性的接触が7割を占め、20~30代が6割いた。
HIV検査は保健所で匿名、無料で受けられる。昨年11月末、検査目的で献血された血液の輸血を受けた患者の感染が発覚し、厚労省などは保健所で検査を受けるよう改めて呼びかけていた。12月の検査数は1万8500件にのぼり、前月の1・5倍になった。