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マレーシア機捜索「月面より未知の世界」 怒る中国人家族に圧力も…

2014年09月09日 07時42分43秒 | 海外情報
北京行きのマレーシア航空機(乗客乗員239人)が行方不明となってから、8日で半年となった。不明機は何者かにより通信装置が切られたうえルートを外れてインド洋に墜落したとみられているが、残骸(ざんがい)も見つからず真相は闇の中だ。中断していた捜索は今月中に再開されるが、長期化するとみられている。

 捜索を主導するオーストラリアのアボット首相は6日、マレーシアを訪問してナジブ首相と共同会見し、インド洋沖での不明機捜索を「最新鋭の技術を導入」して再開すると表明した。

 人工衛星がとらえた不明機の信号などを精査した結果、新たな捜索範囲は、これまでの捜索場所より南に移動した約6万平方キロメートルで、約6千万豪ドル(約59億円)の費用はマレーシア政府と折半する。

 現場海域の水深は最大約6千メートルで、準備のための海底地図作製で2つの新たな海底火山が見つかるなど「月面より未知の世界」。捜索予定場所を全て確認するには1年かかる見通しだ。

 捜索の長期化が懸念されるなか、150人以上の乗客が乗っていた中国の当局が、いらだつ家族の締め付けに転じているとの指摘も上がる。ロイター通信によると、50代の女性家族は、警官に暴行を受け3日間入院した。夫が搭乗していた女性(38)は「最初は保護してくれていたが対応が完全に変わった」と述べ、他の家族も当局の監視を訴える。
 一方、マレーシア当局の幹部は地元メディアに、マレーシア民間航空局などのコンピューターがハッカーに攻撃され、機密情報が送信されていたと証言した。情報が送られたネット上の住所「IPアドレス」は中国国内で、国際刑事警察機構(インターポール)とも捜査を進めているという。
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