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エボラ熱で日本の未承認薬使用を検討 ナイジェリア

2014年09月02日 08時24分26秒 | ニュース
西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱をめぐり、ナイジェリアのチュク保健相は1日、富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発した未承認の治療薬「ファビピラビル」を同国内の感染者に使用する方向で最終的な検討に入ったと明らかにした。国内のエボラ熱対策会議での発言。

 インフルエンザ治療薬として開発されたファビピラビルはエボラ熱の治療にも効果がある可能性が指摘されている。ナイジェリア政府のエボラ熱治療に関する研究グループが特徴などを調べ、政府に推薦した。

 チュク氏は「(インフルエンザ治療薬として)臨床試験の最終段階にあり、安全だとみなされていて緊急事態で使用するには良い候補だ」と述べた。

 菅義偉官房長官は8月25日の記者会見で「世界保健機関(WHO)からの要請があれば、企業とも協力をして未承認薬を提供する用意がある」と表明している。
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