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「日本製」はなぜ、世界の人々の心をつかんだのか―中国メディア

2014年09月13日 07時41分34秒 | 海外情報
中国メディア・深セン特区報は9日、世界で賞賛される「日本製」が生み出される背景について論じた記事を掲載した。

「中国製造」の商品が各分野に浸透した現在、中国へ帰国するときのお土産の価値はいまやその価格ではなく、「日本製」という小さな文字によって示される。日本製は高品質、高品位、高い信用度の代名詞。東芝、パナソニック、日立、ソニーなどの家電のみならず、家庭、ビジネス、工業、国民生活、教育、科学にまで「日本製」は存在する。

工業では東洋紡のスーパー繊維、日立の世界最小ICチップ、住友金属工業の油田・天然ガス用シームレス鋼管などがある。世界最長のつり橋、明石海峡大橋を支えるのは世界でもっとも荷重に耐えられる日本製の鋼鉄ワイヤーだし、ボーイング787には東レ、川崎重工、三菱重工、富士重工が部品を供与している。中国各地のインフラ建設や資源採掘には日立建機、三菱重工、コマツ、神戸製鋼、住友建機などの建設機械、鉱山機械が使われている。

実際、日本の技術や日本製品は日本、ひいては全世界の生活の細部にまで浸透しているのだ。

肉の貴族と呼ばれる神戸牛が食通を引きつけてやまないのは、その品質によるものだ。コメの輸入が解禁されても外国産米が敬遠され、中国米が日本市場に入れないのは、貿易障壁によるものではなく、一流の品質がないからなのだ。

「日本製」が人心を掌握し、世界でよく売れるのはなぜか。日本企業には「お客様は神様」という理念が浸透しており、無欠陥という目標達成に努力するからだ。そして、日本人の着実さ、誠実さがある。投機的な行動を起こさず、新製品発売前には何度もテストを実施し、改善を行う。

日本企業は、厳しい管理と卓越した品質意識によって、世界の製造業の模範となり、心を込めて作り上げた産業チェーンが世界全体に広がっていったのだ。

(編集翻訳 城山俊樹)
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