日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

国に確認したら「事例として公開しないように」と・・・

2012年02月02日 10時22分00秒 | 市議会
2月2日(木)
水がれがおこらないようにするための「非排水工法」でも水漏れ、
沢の水がれが起こる可能性がある自然をこわす高速道路建設を中止せよ


新名神高速道路建設がすすめられています。
 H24年からは箕面市域でも橋梁、土木、トンネル工事もすすめられようとしています。
新名神での「箕面トンネルの建設」が箕面市議会交通対策特別委員会で議論されました。
「非排水工法」で行うから、「地下水への影響は低減できる」と説明されています。
しかし、「非排水工法」はトンネル内に水が入り込まないように周辺に「コンクリートミルク」などを注入する工法です。しかし、トンネルの建設によって地下水の動きに影響が出ることには変わりがありません。周辺の地下水を遮らないことが期待できない。地下水は面や線で動いているのです。

特別委員会で斎藤議員が質問
 日本において地中の水が抜けおちないような工法があったのでしょうか、また、そこで効果があったのでしょうか?
 市答弁:「東京湾のアクアライン」は「非排水工法」だが、水をトンネルに入り込ませないためのものであった。勝尾川の土かぶりがうすいから「非排水工法」を採用した。

 昨年の10月3日のネクスコ地下水対策検討委員会の資料では、圏央道八王子城跡トンネルと高尾山トンネルでも「非排水工法」で行われたとあるではないか?しかし、今日の資料にはこの2つがないのはどうしてか?
 10月3日のネクスコ西日本の地下水流動対策委員会の80ページ参考資料には、圏央道八王子城跡と高尾山トンネルも川沢の水枯れしないように「非排水工法」をおこなったとある。それで水枯れは阻止できたのか?「非排水工法」でも沢枯れ、井戸枯れがおこったのではないか?国会でわが党の小池晃議員が質問主意書で発言してきた。答弁書では「水枯れが起こらなかった」と質問に答えていない。水枯れ阻止は、「非排水工法」でも期待できてない。「非排水工法」にしても川の水枯れは起こらないとなっていない。なぜ、今日の資料から圏央道八城跡と高尾山トンネルを省いたのか?
 市答弁:「国土交通省が事例を省略してほしい」といわれた。
最善の策は「非排水工法」でこれ以上の対策はないということなので市として受けた。水圧、地圧もある。水圧止めて「非排水工法」は、100メートルまでしか行えない、勝尾川は20メートルなので非排水工法が可能とした。

 どうして、圏央道八王子城跡と高尾山トンネルが資料に入っていないのか?
 「国の意向に沿うもの」であえて知らしめていないということか?井戸枯れに関心がいかないようにするものか?
 市答弁:隠したこということではないが、国に確認したら「事例として公開しないように」とのことであった。

「非排水工法で区間湧水量はゼロになる」しかし、「トンネル内には水は入らないが地下水は抜ける。」ということではないか。