10月25日(水)
箕面市船場での小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問その⑦
教育への財政削減をやめて、
施設一体でなく、小学校と中学校を確保すべき
10月10日、箕面市議会本会議で「小中一貫校建設と小中一貫教育について」一般質問を行いました。質問と市教育委員会の答弁をご報告します。その⑦
⑦小中一貫校建設での財源削減について
説明会では、船場小中一貫校をつくるのに207億円、船場小学校をつくるのに316億円の費用を見込み、「一貫校建設には、100億円も安く済む」ような説明が繰り返され、「なぜそうなるのか」の明確な説明はなされませんでした。総合教育会議では、「100億円の財源は教育予算に活用すべし」との意見も出されていました。「40年間の関係する学校施設の維持管理費を試算した結果だ」とはお聞きしてますが、船場に小中一貫校をつくる目的は、五中の土地の約40億円を財源し、さらに今後発生する五中の大規模改修予算約110億円を削減し子どもたちへの教育の予算を削減することが目的でしょうか?
市教育委員会の答弁;
新設校の校種案を検討するために行った、学校の設置及 び運営に係る総コストの試算によると、船場地区に小学校 を建設することと比べて、施設一体型小中一貫校の場合、 令和 45 年までの間で約 109 億円の経費を圧縮することが できると見込んでいます。その大きな要因として、開校か ら 40 年を経過する第五中学校を船場に移転することにより、移転後の跡地を市の資産とできることや、同校の大規 模改修にかかる費用を削減できることがあります。市民向け説明会においても、同様のご質問がありましたので、その旨を説明しました。
当然に、経費の削減を第一の目的に するものではありませんが、限られた予算の中で、本市の 児童生徒のためによりよい教育環境を整えていくよう、取り組みを進めています。
(名手)「限られた予算の中で、よりよい教育環境を整えていく」といいますが、よりよい教育環境をつくるためには、施設一体でなく、小学校と中学校をしっかり現状で確保すべきです。そして、少人数学級などさらに推進すべきです。それが将来の子どもたちのためだと考えます。