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市議会文教常任委員会で、長崎県の離島 五島市を視察

2010年11月09日 10時55分00秒 | 市議会
11月8日(月)~9日(火)
市議会文教常任委員会で、長崎県の離島 五島市を視察
8日は、伊丹空港から長崎空港、五島福江空港と2つの飛行機を乗りついで、五島列島、福江島・五島市役所に着きました。
市議会で五島市の概要説明を受けたあと、福江港からフェリーで奈留島・奈留港へ、公用車で奈留小中学校へ、小中一貫の授業を見学しました。小学生113人、中学生81人、高校86人の学校生徒数。
中学校の音楽の先生が小学校の6年生の合唱を指導、小学校での外国人教師も入った英語学習を見学。


授業参観後、校長先生などと質疑応答。懇談を行いました。目の前には、奈留高校があり、地元校として、論文、面接で高校入試なしで全入、中学校への教員が乗り入れしているとのことでした。また、「小中高の合同体育大会」は地元の名物になっています。小中高一貫教育は「小さな島の大きな挑戦」としたキヤッチフレーズで「地元の子どもを地元で育てよう」とすすめられています。その日のうちにフェリーで福江島にもどりました。

9日は、福江市街地から車で30分、福江島の南西部の山中に位置する平成小学校の複式学級の授業を見せていただきました。全校生徒25人、職員数11人、5年6年、4年3年、1年2年と3つの教室。先生が各学級1人ずつで、教室の前と後ろの黒板とホワイトボードで説明した後、課題や練習問題を指示して学習・練習させてゆく、学年2人から6人の小集団ならではの教育が行われていました。


 離島の学校の悩みは、「高校を卒業すれば、ほとんどの子どもたちが島を離れて出てゆくこと、大学や専門学校で進学ならよいが、就職のために戻ってきてくれればよいが、ほとんど戻ってこなくなること、若い世代が島からいなくなる」ということでした。学校から地域から子どもの数がどんどん減っては廃校や統廃合が進んできました。「福江島の前の小さな島からも学校がなくなった」と聞きました。
視察を受け入れていただいた各学校のみなさん、お世話をいただいた、事務局の方や2日間も車でお付き合いいただいた地元の議会事務局の職員さんに感謝いたします。


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