hokutoのきまぐれ散歩

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葛城北の丸に泊まる〜静岡旅行⑨

2023-03-24 05:00:00 | グルメ
静岡旅行⑨、いよいよ今回の旅のメインである『葛城北の丸』に向かう。次第に雨が強くなる中、カーナビに導かれ敷地に入る。葛城カントリーとの分岐点を左側の道を行くがここから目的地までは2kmと出る。左側はゴルフ場の敷地と思われるが、とにかく広い。

駐車場に車を停め、ホテルに向かうが入口には遠州の屋敷から移築された大きな長屋門が鎮座する。まっすぐ歩くとホテルの入口、従業員の方のお出迎えがあり、庭が見える席でチェックイン。隣にはYAMAHAリゾートらしく、グランドピアノが置いてある。

このホテルは今現在唯一残るヤマハリゾートであり、北陸の古民家を8棟移築して繋げ合わせた贅沢な造りとなっている。工事の関係で一階入口近くの部屋にグレードアップしてくれた。そこまでが階段を登り、一棟の建物を通過し、さらに温泉の前を通過、ようやく宿泊棟になる。

部屋や温泉はもちろんいう事なしだが、やはり気になるのがディナーである。スタートは18時半、ダイニングルームに向かう。

やや暗めの照明の下、庭に向くように席は配置されている。和洋折衷の食事だが、メニューを見るとお刺身もあるのでビールと冷酒を選択する。


まずはビールで乾杯。お通しは手前の皿に乗るのが自家製カラスミと大根、クワイのチップ、サワラの粕漬。左上が名物の姫サザエのエスカルゴ風、右上がナマコのおろし和えである。どれも絶妙だが、姫サザエのエスカルゴ風はくどさを全く感じさせないソース、全て飲んでしまう。


また、目立たないが、こんなに美味いナマコは初めて、柑橘系の甘みをうまく使っている。

ハモンデテルエル(生ハム)とクラウンメロン。シェフが骨付きのまま持ってきて、ナイフで薄くスライス、上品な香りのメロンと合わせた逸品。

ここで日本酒をお願いする。初めは『ゆきの美人』(秋田県)のうすにごり。合わせるのが地元産のフグの薄造りと追加の中トロ2切れ。酒も美味いし、肴も素晴らしい。

地元銘柄牛『静岡葵』を使ったダブルコンソメロワイヤル。濃いコンソメと下に敷いた卵豆腐のような贅沢な汁物。しっかりとした味付けがなされていてトリフが香る、うまし。

伊勢海老の贅沢黄金焼きは半分に縦割りした伊勢海老に生ウニと卵黄を乗せてオーブンで焼いた物。添えてある金柑もタラの芽も素晴らしく美味い。ここで酒を伯楽星(宮城県)に変える。

ジントニックのグラニテはいわゆるソルベ、最後にねずの実の香りと苦味が僅かにして、口の中がさっぱりする。

さっぱりとしたところで『黒毛和牛 静岡そだちと近江牛の食べ比べ』、一切れずつ静岡そだちがロース、近江牛はフィレ。こってりしたソースで頂く。我々にはちょうど良い量、感動する旨さである。

締めはうなぎご飯、昼も食べたが、何回食べても鰻は美味い。



デザートはいちごとチーズケーキ、アイスクリームにクランベリーソース。

いやはやお見事なフルコースであった。スタッフのサービスも心地よく、実に楽しい時間を過ごした。



もちろん翌日の朝食も地元の食材を使い、大変美味しかった。確かに安くはないが、これだけの満足が得られるのであれば再びぜひ泊まりにきたいホテルである。
葛城北の丸
袋井市字刈2505ー2
0538486111