コロナ禍がようやく収まり始め(と勝手に解釈している)たので7月以来久々の飲み会を3人で実施した。店は人形町の『旬蕾』というほぼカウンターのみのお店。こういう店を小料理屋と呼ぶのだろう。
取り敢えず3人横並びで再会を喜ぶ。冷えたビールで乾杯。最初に頼んだクレソンのサラダのドレッシングの酸っぱさも暑さの中歩いて来た身体には有難い。
次は『鴨ロースの実山椒煮』、しっとり優しい味に煮た鴨ロースに山椒のアクセントがよく効く。
日本酒に移り、スタートは『泉川』(福島県)。飛露喜の地元ブランドである。飛露喜ほどの華やかさはないが、飲みごたえあり。
ただ、徳利も小さいのを3人で飲むため、すぐに飲み終わり、『義侠』(愛知県)を所望。店の人はこちらの田んぼの草取りまで行ったとか。思い入れのある酒とのことだが、辛口で切れ味がいい。
ここで『昆布締めササミのカツ』登場。火の入れ方が絶妙、しっとりとしており、旨味も詰まっていて美味い。
『旭日』(島根県)はしっかり、どっしりとした酒。燗酒でもいいなと思うほど。あての『鶏のチューリップ揚げ』にはピッタリの選択であった。
燗酒にしてもらい、『白イカの醤油漬け』と共に頂く。まさに秋を感じる組み合わせ。
『3種シウマイ』が蒸し上がる。中身は紫蘇、醤油ともう一つは忘れたが、合わせて飲んだ『宗玄』(石川県)の旨さは忘れられない。山田錦の生原酒、たまらん味、これが今日飲んだベストである。
巻物をつまみにと『18ヶ月熟成ナチュラルチーズ2種の巻物』『筋子の巻物』が登場。大洗の『月の井』(茨城県)、『秋鹿』(大阪府)と合わせるが、飯を食いながら酒の先入観を払拭するものであった。
最後は鳥出汁の煮麺、中々凝ったつまみの店であった。ただ、つまみが少ないのか、満腹とはならなかったが、いずれも美味かった。
ご馳走さま。お姉さんの酒へのこだわりと知識には圧倒された一夜となりました。
旬蕾
中央区日本橋人形町2ー24ー5
予約はメールにて
syunraisyunrai@gmail.com
中央区日本橋人形町2ー24ー5
予約はメールにて
syunraisyunrai@gmail.com