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関東三十六不動尊巡り⑪、第2番札所道了尊(正式名称、大雄山最乗寺)にお参りする。伊豆箱根鉄道大雄山駅に到着したのが1224のこと。
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早速、道了尊に向かうバスの時刻表を見ると何と12時台はなく、13時15分まで来ない。タクシー乗り場にも一台もおらず、タクシーアプリのGOで探すが、全く空車がいない。
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やむなく昼飯でもと思ったが、蕎麦屋も喫茶店も満員。再びタクシー乗り場に戻ると何とタクシーを発見。渡りに船とタクシーに乗り、道了尊に向かう。行ったのが10年近く前のため、どこまで行けばわからず、運転手さんに従う。門から入ったところにバス停があるが、さらに上に登ると一般車の駐車場、さらに上まで登るとお寺の境内に到着する。(路線バスで行った際にはかなり手前から上り坂を歩く)
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周りを塀で囲われ、入口近くに宝殿、書院と並んでいて、その先右側にあるのが、本殿である。最乗寺だが1394年に總持寺に臨在していた了庵慧明によって開山された曹洞宗の寺院である。
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この開山の話を聞き、三井寺勧学院で修行をしていた武蔵坊道了尊者が加わり、禅師を助けて土木工事を担ったため、わずか1年ほどで巨刹の建築が完成したと伝わっている。
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17年後の1411年に了庵慧明がご遷化されると道了尊は悲しみ、山中に身を隠した。この時に大誓願文を唱えてると火焔を背負い、白狐の背に立った姿に衆人は合掌した。道了尊とは最乗寺の守護である威徳神通妙覚道了大薩埵の事をいい、熱烈な信仰を集めている。
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本堂にお参り、開山堂の向かいには金剛水堂があり、こちらで金剛水を頂いた。
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清瀧不動尊は1907年に木曽御嶽山から勧進されたもので日露戦争の戦死者の慰霊と生還者のお礼のためである。
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開山堂の隣には多宝塔があるが、1863年建立されたもので神奈川県では現存する唯一のものである。
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その横の階段を上がると不動堂が見えてくる。小さな滝が幾つも周りにあり、お堂の中には真ん中に清瀧不動明王。
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脇侍は右に天祐不動明王、左は愛染明王であった。もちろん、手を合わせ、安寧を祈念した。
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その先、さらに階段を上がると御真殿、中には天狗のうちわを摸した燭台がある。
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横には大小様々な高下駄が並ぶが、最も大きいものは総重量3.8トン(1000貫)に及ぶ世界最大のゲタである。(まあ、日本最大なら世界最大だろう)
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御真殿から階段を降りると洗心の滝が流れ落ちている。
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境内を歩くと幾つも池があり、姿は見えないが蛙の声が境内に響き渡る。素晴らしい環境にある。
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入口まで戻り、御朱印を頂いた後に再びタクシーで大雄山駅まで向かった。