hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

タバコのポイ捨てを考える

2020-06-02 05:00:00 | 日記


あまりこのブログで批判がましいことを書きたくないのだが、最近あまりに目につくので思わず筆を取ってしまった。今更ながらではあるが、日本人の曖昧さを許容する感覚に疑問を覚えることである。例えば東京高検の検事長の賭け麻雀の件、国会の委員会の場で『テンイチ(1000点100円のこと)』ならば戒告で済むのか、いや処罰対象なのか、という議論。


自衛隊の賭け麻雀では同じレートで停職になったなどという情報まで飛び出す。今回、ニュースにギャンブル評論家が出てこなかったのが不思議なほど。



ただ、今回私が言いたいのは賭け麻雀の件ではない。路上喫煙のことである。勤務する東京都中央区には『中央区歩きたばことポイ捨てをなくす条例』があり、公共の場所や駅の出入口の混雑する場所では喫煙を禁止している。さらに今年4月から施行された『健康増進法』改正で喫煙のルールとして受動喫煙防止の観点から喫煙場所を定め、それ以外の場所での喫煙は実質的にできなくなっている。

しかし、この法律に規定してあるのは『受動喫煙を防止するために必要な措置が取られた場所』は喫煙できる、という厳格な規定があるのである。



ここで何が起きたのか、私の事務所近くではたばこ屋の前に吸い殻入れがあり、屯して道でタバコを吸っていたり、公園の一部に喫煙所を設けたりしていたが、これが厳格な規定をクリアできないため、全て廃止され、事務所から徒歩5分圏内の喫煙場所は無くなったのである。しかし、タバコ屋ではタバコは今も売られていて以前よりは減ったかもしれないが、喫煙をする人はいる。(ちなみに私はもう2004年に禁煙した)

これで何が起きたのか、水天宮前駅から事務所まで1キロ程度の間に喫煙者が3人、うち1人は吸殻ポイ捨て、道に落ちている吸殻25、殆どが路地や信号機の下。為政者はどうして受動喫煙を減らすかを議論するなら、喫煙場所をちゃんとタバコ税を使って確保し、それ以外の場所での喫煙は厳罰に処す位でないと変わらないと思う。



コロナ対策で指導力の無さと工夫の下手さが露呈した現状を見るとあまり期待はできないが、見て見ぬ振りをしたくはないと考える。



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