『東京の坂、日本の坂』その151。今回は成増駅の北側に広がる坂道を散策しようと池袋駅で東武東上線小川町行急行に乗る。池袋〜成増はノンストップのため、意外に早く着く。
ホームに降りると『なりもす』という駅名表示板がお出迎え。モスバーガー50周年を記念して一号店がある成増駅とコラボしたもの。京浜急行などはよくやっているが、東武鉄道では初めての試み。ホーム看板6枚と南口の駅名看板が『なりもす』になっている(4月3日まで)。
北口に向かうとペデストリアンデッキに繋がり、駅前広場を挟み、反対側に降りる。
図書館を右に曲がると成丘通りになる。次の三叉路を右に行くと緩い坂道となるがこれが『百々女木(すずめき)坂』。百々女木川が以前にはこの辺りを通っていたが、今は暗渠となってしまった。すずめきとは川の流れる音や雀の鳴き声などから付けられたと言われている。
左側には板橋区立成増ヶ丘小学校のグラウンド、桜が美しい。次の交差点を越した次を右折した1本目を左に曲がると緩やかに下る坂道。
これが『小井戸坂』。名前の由来はわからないが、以前は急坂であったものを埋めて緩くしたものらしい。左には畑、右側には上赤塚公園がある。
坂を降りたところを左に曲がり、成丘通りを右に少し歩く。次の角からL字に曲がるのが『太郎坂』。
緩やかな上り坂だが、坂道の由来はよくわからない。この辺りは新興住宅街でミニ開発で造られた宅地が広がる。
ふと前を見ると見事な枝垂れ桜、多分お寺の境内らしくそちらに向けて歩く。(以下、次回)